7月上旬。
京都市中京区の六角堂に参拝しました。
六角堂では、最近、ハクチョウの雛が誕生し注目を集めています。
生まれて間もないハクチョウの雛が、どんなかわいらしい姿を見せてくれるのか、期待しながら六角堂を訪れました。
親子で泳ぐハクチョウ
六角堂は、地下鉄烏丸御池駅から烏丸通を南に5分ほど歩き、六角通を東に入ってすぐの場所に建っています。
六角堂の山門前に到着。
山門をくぐると、正面に六角形をした本堂が建っています。
本尊として祀られているのは、聖徳太子の護持仏と伝えられる如意輪観世音菩薩です。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
本堂にお参りを済ませハクチョウの雛を見に行くことに。
ハクチョウがいる池は、本堂の後ろにあります。
池の前にやって来ると、ハクチョウが親子で仲良く泳いでいましたよ。
親のハクチョウと比べると、雛はとても小さいですね。
でも、ハトとそれほど変わらない大きさをしています。
休憩するハクチョウの雛。
円盤のように体を平たくしています。
親子で一緒に泳ぐハクチョウ。
しばらくすると、もう1羽ハクチョウがやってきて3羽で仲良く泳ぎ始めました。
他にもハクチョウはいるのですが、今日はこの3羽だけしか泳いでいませんでしたよ。
六角堂には、ハトもたくさんいます。
そのハト達が、同じ方向に一直線に進んでいきます。
誰かがエサをあげているのでしょうか。
本堂の手前に置かれた六角形の石は、へそ石です。
六角堂のへそ石は、本堂の古石と伝えられています。
また、へそ石が置かれている場所が京都市の中心とも言われていますね。
寺務所では、へそ石の形をしたへそ石餅も販売されていますよ。
このへそ石餅は、池波正太郎の「人斬り半次郎」にも登場します。
境内の西側には、背の高いイチョウの木が植えられています。
このイチョウの木に実った銀杏を用いた「銀杏お守り」を納経所で授与しています。
1体500円で、無病息災、延命長寿、健康維持、病気平癒、安産のご利益があるのだとか。
本堂にお参りを済ませ、ハクチョウの雛も見たことですから境内から出ましょう。
六角通を挟んだ南側には、鐘楼堂が建っています。
鐘楼堂は、慶長10年(1605年)に豊臣秀吉に仕えた堀尾吉晴の子の忠氏が建立し、昔は水難や火難の際にこの鐘をついて急を報せたそうです。
太平洋戦争で献納したので建立当時の鐘ではありません。
現在の鐘は昭和29年(1954年)に復元されたものです。
六角堂のハクチョウの雛は、どれくらいで親のハクチョウほどの大きさになるのでしょうか。
成長を見守っていきたいですね。
なお、六角堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。