初夏の京都御苑で見る新緑・2018年

5月15日に葵祭を観覧した後、京都市上京区の京都御苑を訪れました。

京都御苑は、樹木が多く植えられているので、初夏の時期は新緑がとてもきれいです。

気候的にも散策に適しているので、京都御苑は今の時期に訪れるのがおすすめです。

青葉がいっぱいの京都御苑

京都御苑の最寄り駅は、地下鉄丸太町駅もしくは今出川駅です。

どちらで下車しても、京都御苑は目の前ですが、京都駅から近いのは丸太町駅です。

今回は、北東にある今出川口から京都御苑に入りました。

京都御苑内は、葵祭の路頭の儀が行われたこともあり、観光客や旅行者の方が多めでした。

カエデと朔平門

カエデと朔平門

京都御苑内の塀で囲まれた一帯が京都御所です。

京都御所の北東角の塀には、金網の中に閉じ込められた猿がいます。

猿ヶ辻の猿

猿ヶ辻の猿

この猿に因んで、周辺を猿ヶ辻と言います。

幕末には、ここでテロ事件が起こっていますね。

猿ヶ辻から西に向かって歩きます。

近衛邸跡は、つい最近まで糸桜が薄紅色の花を咲かせていたのですが、すっかり青葉で覆われていました。

近衛邸跡の糸桜

近衛邸跡の糸桜

京都御所の西側まで来ました。

京都御所の拝観は、この辺りが入り口となっています。

京都御所の西側

京都御所の西側

でも、この日は、葵祭が行われたため、拝観が休止となっていました。

基本的に月曜日以外は、京都御所を拝観できますが、行事などの理由で月曜日以外でも拝観が休止となる日があります。

京都御苑の西側には、桃林や梅林があり、特に多くの木々が植えられています。

カエデの新緑が初夏の日差しを受けて、黄緑色に輝いていました。

カエデの新緑

カエデの新緑

カエデの木々に包まれた一帯をそよ風が吹き抜け、ひんやりと涼しいです。

木々の青葉

木々の青葉

この日の最高気温は30度に達したので、汗ばむ陽気だったのですが、木陰は涼しくて気持ち良かったですよ。

京都御苑から東を望むと、「大」の字が大きく見えます。

大文字山

大文字山

ここからだと、夏の五山送り火もきれいに見えるでしょうね。

京都御所の建礼門近くにやって来ました。

まだ、葵祭の行列が通過して、それほど時間が経っていなかったため、観覧席が残っていました。

葵祭の観覧席

葵祭の観覧席

それにしても、初夏の京都御苑は、どこを見ても青葉が美しいです。

砂利道脇の新緑

砂利道脇の新緑

出水の枝垂れ桜は、他の樹木よりも葉の色が濃いですね。

出水の枝垂れ桜

出水の枝垂れ桜

京都御苑南側の九条池にやって来ました。

九条池

九条池

九条池では、岩の上でカメが甲羅干しをしており、その近くではサギも毛づくろいをしていましたよ。

サギとカメ

サギとカメ

なんとも、のんびりとした景色であります。

京都御苑は、訪れる人が多いですが、敷地が広大なため混雑することはありません。

そのためか、京都御苑の中を歩いていると、時間がゆっくりと進んでいるような、のんびりとした気分になります。

街中にありながら、都会の喧騒を忘れさせてくれる良い場所です。

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