4月10日に京都市北区の平野神社を訪れました。
平野神社には、3月下旬にも早咲きの桜を見に行ったのですが、今回は遅咲きの桜を見に行きました。
例年だと、まだソメイヨシノが残っている時期なのですが、2018年の桜は開花が早く、すでにソメイヨシノは散り、遅咲きの桜が京都各所で見ごろに入って来てますね。
桜花祭で賑わう境内
平野神社には、京福電車の北野白梅町駅から北に5分ほど歩くと到着します。
市バスだと「衣笠校前」で下車してすぐです。
今回は、東の鳥居から境内に入ることに。
鳥居の前にやって来ると、たくさんの人がいました。
なぜ、こんなに人がたくさん並んでいるのかと不思議に思ったのですが、4月10日は平野神社で桜花祭が行われることを思い出しました。
桜花祭が行われるため、本殿近くに行くことができなくなっていました。
なので、今回は、本殿にお参りすることができませんでした。
桜花祭が行われていますが、観桜は自由とのことだったので、境内の遅咲き桜を見て廻ります。
拝殿の近くで満開になっていたのは、平野妹背(ひらのいもせ)。
薄紅色の花弁が幾重にも重なる平野妹背は、その名のとおり、平野神社を代表する桜です。
足元では、シャクナゲも咲いていましたよ。
参道に咲く黄緑色の桜は、ウコンです。
ウコンも満開ですね。
時間が経てば、黄緑色の花が薄紅色へと変化しますよ。
枝先までびっしりと白い花を咲かせているのは、楊貴妃(ようきひ)です。
楊貴妃の近くでは、ヤマブキもたくさん咲いていました。
今年は、桜以外の花も例年より早く咲き始めているようです。
桜花祭の神幸祭が始まるのを待つ馬。
甲冑姿の武者も近くにいましたよ。
桜苑の遅咲き桜
桜苑の中に入ります。
桜苑は、1口100円の志納制となっているので協力しましょう。
桜苑の中は、多くの桜が見ごろを終え、葉が目立つ状況となってました。
それでも、濃い赤色の花を咲かせる関山(かんざん)が見ごろを迎えており、桜苑の一角を華やかにしてましたよ。
桜苑の中で緑色の花を咲かせているのは、須磨浦普賢象(すまのうらふげんぞう)です。
遠くから見ると葉だけの木のように見えますが、近づけば、このとおり八重の花を咲かせているのがわかります。
妹背も可憐な花を咲かせていますね。
八重紅枝垂れ桜は、そろそろ終わりが近づいています。
それにしても、今年の桜は、あっという間に散ってしまいましたね。
大内山は、内側に反るように花弁を付けています。
下向きに咲く普賢象。
普賢象は、これからもっと華やかになりそうな感じでしたよ。
桜苑の遅咲き桜を見終えたので、平野神社の外に出ることに。
境内の南側にある石垣の上でも、八重桜がきれいに咲いていましたよ。
平野神社では、毎年4月末くらいまでは桜を楽しめますが、2018年は、いつもの年よりも早くに桜が終わりそうです。
私が訪れた日は、まだ、開花していない遅咲きの桜もありましたが、おそらく例年よりも早くに開花すると思います。
平野神社に桜を見に行くなら、できるだけ早い方が良いでしょうね。
なお、平野神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。