4月上旬に京都市山科区の毘沙門堂に桜を見に行った後、近くの山科疎水を訪れました。
山科疎水は、琵琶湖から流れてくる琵琶湖疏水のことで、特に山科を流れている琵琶湖疏水を山科疎水ということがあります。
琵琶湖疎水沿いは、ソメイヨシノがたくさん植えられており、春には美しい桜並木を見ることができます。
もちろん、山科疎水にも多くの桜が植えられており、春は多くのお花見客でにぎわいます。
終わりが近づくソメイヨシノ
山科疎水の最寄り駅は、JRもしくは地下鉄の山科駅です。
駅を出て北に10分ほど歩けば、山科疎水に到着します。
毘沙門堂に行く途中にすでに山科疎水の桜をちらっと見ていたので、わかっていたのですが、すでに見ごろを終えていました。
それでも、菜の花が、疎水沿いにたくさんの黄色い花を咲かせ、春らしいとても明るい風景を作り出していましたよ。
山科疎水は、桜だけでなく菜の花もきれいなので、しっかりと見ておきたいですね。
山科疎水を東に歩きます。
多くのソメイヨシノが、終盤戦。
中には見ごろを保っているソメイヨシノもありましたが、そよ風が吹くだけで花が散っていたので、見ごろを終えるのは時間の問題です。
それにしても菜の花が美しいですね。
琵琶湖疎水沿いにずっと菜の花が咲いていると、とてもきれいなのでしょうが、植えられているのは一部分だけです。
今度は西に向かって歩きます。
西の方が桜が散るのが早いですね。
完全に見ごろを終えているソメイヨシノが何本もありましたよ。
琵琶湖疏水沿いは、蹴上のインクライン、平安神宮近くの岡崎疎水、鴨川沿い、伏見と桜並木が続いています。
なので、琵琶湖疎水沿いなら、どこでも春はお花見を楽しめますよ。
哲学の道の細い流れも琵琶湖疏水の一部ですね。
それにしても2018年の京都のソメイヨシノは、駆け足で散って行きましたね。
満開になったかと思ったら、ひらひらと花を散らし始め、まだ大丈夫かなと思っていたら翌日には半分くらいが散っていたりと、落ち着いて桜を楽しむことができませんでした。
山科疎水も、私が訪れる前日は満開だったようですが、わずか1日で見ごろを終えてしまいました。
例年だと、これから満開になるソメイヨシノが多いのですが、今年は京都のほとんどのソメイヨシノが3月中に満開となり4月に入ってすぐに見ごろを終えました。
でも、ソメイヨシノがきれいに咲いている期間は雨が降らず、多くの旅行者や観光客の方が、晴天の下でお花見を楽しむことができたと思います。
そう考えると、2018年のソメイヨシノは良い時期に見ごろを迎えてくれましたね。
そう思いながら、山科疎水から山科駅に向かうのでした。