元日に京都市左京区の真如堂に参拝した後、南隣の金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)を訪れました。
真如堂に訪れた時は金戒光明寺も、また、金戒光明寺に訪れた時は真如堂もお参りしておくのがおすすめです。
参拝者で賑わう境内
金戒光明寺は、市バス停「岡崎神社前」から北に5分ほど歩いた辺りに建っています。
今回は、真如堂に参拝した後だったので、北側の墓地から金戒光明寺の境内に入りました。
墓地をまっすぐ南に進むと、三重塔が現れます。
澄んだ空の下で見る三重塔は、黒色に重厚感があると言うのか、力強さのようなものを感じます。
三重塔の前の石段を下り、極楽橋へ向かいます。
その途中、石段脇に五劫思惟(ごこうしゆい)の阿弥陀さまがいらっしゃいますので、新年のあいさつをしておきましょう。
頭の上の大きく膨らんだ髪は螺髪(らほつ)といって、長い期間修行をし続けていたら、こんなに髪が伸びてしまったのだとか。
最近は、アフロの阿弥陀さまとして参拝者に人気があるようですよ。
石段を下り切り、極楽橋を渡って参道へ。
緩やかな上り坂の参道を進み左折すると、大きな御影堂(みえいどう)が現れます。
境内には、たくさんの車が駐車してありました。
普段は、こんなに車が止まっていないのですが。
元日に金戒光明寺に参拝する方が、結構いらっしゃるんですね。
阿弥陀堂にお参りをしようと思ったのですが、戸が閉まっていたので、御影堂の中に入ってお参りをすることに。
御影堂の手前の休憩処が繁盛してます。
こちらも普段は、人が少な目なのですが、元日は混雑してましたよ。
それでは、御影堂の中に入りましょう。
そして、お参りです。
御影堂から眺める境内。
車だらけであります。
石段を上がった辺りに建っているのは納骨堂です。
納骨堂は、以前は経蔵として使用されていた建物で、中には中島重昌氏寄贈の黄檗一切経2,087冊が納められていましたが、現在は観音堂に保管されています。
平成23年(2011年)の法然上人八百年遠忌記念事業の大修理によって、金戒光明寺に納骨されたお骨で造立した阿弥陀如来「骨佛」を本尊とし、当寺有縁の納骨者の霊を供養する納骨堂となりました。
堂内には、法然上人二十五霊場のお砂を集めた「お砂踏み」と呼ばれる霊場めぐりを安置し、堂内を右回りに一巡すると二十五霊場を巡拝したのと同じ功徳を得られるのだとか。
納骨堂の中に入れるのかなと思い、戸を見たのですが、どうも中に入れなさそうな感じです。
お砂踏みは、またの機会にしましょう。
石段を下りて山門へ向かいます。
山門の近くには、湯飲みのような形をした大きな石があります。
この石は何か意味がありそうですが、何なのかはわかりません。
山門をくぐり、さらに石段を下りて振り返ります。
いつ見ても、雄大な山門であります。
新年の始まりから大きな山門を見ると、良い1年を送れそうな気がしてきましたよ。
なお、金戒光明寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。