11月15日に京都市東山区の京都霊山護国神社(きょうとりょうぜんごこくじんじゃ)の龍馬祭を見に行った後、近くの高台寺に参拝しました。
時刻はすでに午後5時前。
ちょうど夜間拝観が始まる頃合いだったので、紅葉のライトアップを見ていくことにしました。
方丈前庭のプロジェクションマッピング
高台寺は、京阪電車の祇園四条駅から東に1分ほど歩いた辺りに建っています。
この付近は、京都らしい町並みが残っていて、観光客や旅行者の方たちにとても人気がありますね。
高台寺の入り口近くに建つ庫裡(くり)の前には、すでに夜間拝観の列ができていました。
わざわざ並ばなくても、午後7時頃に来れば待つことなく入れるのですが。
そんなことを思いながらも、私も列に並ぶことに。
高台寺の拝観料は600円です。
今回は、近くの圓徳院との共通拝観券を購入しました。
共通拝観券は900円です。
初めて高台寺を訪れる方には、共通拝観券をおすすめします。
掌美術館(しょうびじゅつかん)の拝観券も付いてますし、絵葉書もいただけますからね。
受付を済ませて順路に従い進みます。
まだ時間が早かったためか、ライトが点灯していません。
真っ暗な中を歩いても仕方ないので、しばらく待つことにしようかなと思っていた矢先にライトが点きはじめました。
茶室の湖月庵の近くのカエデは、上の方が赤くなっていましたが、下の方は青葉が残っていました。
湖月庵を過ぎると観月台越しに庭園全体の紅葉が見えます。
ライトに照らされたカエデが、赤色、オレンジ色、緑色に輝いています。
順路に従い方丈の中に入ります。
方丈の南側には枯山水庭園が配されており、夜間拝観時にはプロジェクションマッピングが上映されます。
龍が出てきたり、鬼が出てきたりと、とても賑やかです。
虹色に染まった勅使門もきれいですよ。
プロジェクションマッピングは、1回の上映が3分ほどです。
あまり上映時間が長いと、待ち時間も長くなるので、これくらいがちょうど良く思いますね。
紅葉のライトアップ
方丈から出て、境内の紅葉を観賞しましょう。
高台寺には、開山堂の近くに多くのカエデが植えられています。
開山堂の前には、臥龍池と呼ばれる池があり、そのほとりでカエデが紅葉し始めていました。
まだ全体的に青葉が目立つのですが、中には真っ赤なモミジもあり、多くの拝観者を魅了していましたよ。
暗闇の中で浮かび上がるモミジは、紅色が際立ちます。
方丈近くのカエデは、上の方が紅葉し、下の方が緑色です。
ライトアップで見る紅葉は、緑色が混ざっている方がきれいかもしれませんね。
山の上にある時雨亭の近くの紅葉。
こちらも緑色が目立つ状態でした。
山から下る途中には竹林があり、こちらもライトアップされてましたよ。
まっすぐに伸びた竹が冷たく光っています。
ただでさえ秋の夜は冷えるのに青々とした竹林を見ると、さらに寒く感じます。
お茶所を過ぎて、境内の外に出ました。
帰りは、台所坂を下りましょう。
台所坂もライトアップされていましたが、まだ紅葉しはじめでしたよ。
高台寺の紅葉は、例年、他よりも少し遅めです。
2017年の京都は紅葉時期が早まっていますが、高台寺の紅葉の進み具合は、それほど早くないようです。
11月23日前後に拝観すると、きれいな紅葉が見れそうですね。
この後は、圓徳院の紅葉のライトアップを見に行きます。
なお、高台寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。