京都の紅葉の名所嵐山は、11月になると国内外から多くの観光客や旅行者が訪れ、どこに行っても人でいっぱいです。
それだけ、魅力的な紅葉を見られるということなので、秋には嵐山に訪れたいですね。
阪急電車の嵐山駅から1駅南の松尾大社駅周辺にも、比較的多くの紅葉の名所があります。
嵐山からそれほど離れていないのですが、紅葉狩りに訪れる人は一気に減ります。
松尾大社駅近くには、梅宮大社(うめのみやたいしゃ)、松尾大社(まつのおたいしゃ)、月読神社(つきよみじんじゃ)といった紅葉の名所があり1日で3ヶ所の紅葉を見ることが可能です。
梅宮大社
京都駅から阪急電車の松尾大社駅に行くには、市バス38系統に乗車します。
約35分で梅宮大社前に到着するので、まずは梅宮大社に訪れましょう。
梅宮大社には、境内を囲むように神苑が設けられています。
神苑の東に大きな池があり、そのほとりに多くのカエデが植えられています。
神苑は、日当たりがとても良いためか、どのカエデも11月中旬頃から鮮やかな赤色に色づき始めます。
社殿と一緒に見る紅葉も見事ですし、水面に映る紅葉にも情緒があります。
茅葺屋根の茶室と一緒に見る紅葉も味わい深いものがありますね。
ネコがたくさんいる神社でもあるので、ネコ好きの方にもおすすめですよ。
梅宮大社は、境内に入るのは無料ですが、神苑に入るには拝観料600円が必要です。
松尾大社
梅宮大社の次は、四条通を西に歩き、桂川を渡って松尾大社に向かいましょう。
梅宮大社から松尾大社までは、徒歩約10分です。
松尾大社には、参道、楼門付近、本殿付近にカエデが植えられています。
特に美しいのが楼門前に植えられているカエデの紅葉です。
日差しを受けるとモミジが輝き、透明感のある赤色になります。
11月の松尾大社は、七五三で参拝する人はいますが、紅葉を見に来る人は少なめです。
松尾大社は境内に入るのは無料ですが、神苑に入る場合には拝観料500円が必要です。
月読神社
松尾大社の紅葉を見た後は、南に5分ほど歩いて月読神社に向かいましょう。
月読神社は、小さな神社でカエデの数も少ないのですが、鳥居近くの紅葉がとてもきれいです。
訪れる人が少なく、静かに紅葉狩りをしたい方におすすめの神社です。
月読神社には拝観料の類はなく、境内に入るのは無料です。
各神社の参拝時間は、梅宮大社が30分、松尾大社が30分、月読神社が15分です。
各神社間の移動時間を合計30分、昼食時間を1時間とすると、3時間程度で3ヶ所を廻れます。
帰りは、松尾大社前から市バスに乗車して京都駅に戻るのが便利です。
市バスの乗車時間は往復で1時間20分ほどですから、所要時間は約4時間30分ですね。
時間が余った場合は、松尾大社駅から阪急電車に乗って嵐山に向かうのも良いでしょう。
その場合は、嵯峨嵐山駅からJRに乗って京都駅に戻るのが便利です。