2017年4月から2018年3月まで、京都府南部、宇治茶のふるさと12市町村を舞台に「お茶の京都博」が展開され、各地で宇治茶をテーマにした各種イベントが催されます。
そのオープニングイベントである「さくら茶会」が、京都府八幡市の背割堤(せわりてい)で4月1日と2日の2日間、開催されます。
ということで、4月1日にさくら茶会に参加してきました。
桜咲かず
背割堤は、京阪電車の八幡市駅から北に5分ほど歩いた辺りにあります。
堤防には、たくさんの桜が植えられているのですが、あいにく2017年はどこも桜の開花が遅れており、背割堤もまったくと言っていいほど桜が咲いていませんでした。
背割堤の入り口付近には、新しく「さくらであい館」ができています。
休憩するも良し、展望台に上って桜並木を見下ろすのも良し。
八幡市の観光に便利な施設ができましたね。
ちなみに4月10日までは、展望台に上るのに300円が必要です。
背割堤の遊歩道の入り口にやってきました。
ソメイヨシノはつぼみの状態。
お花見に訪れた方は残念だったと思います。
でも、桃は満開でしたよ。
青空の下で見る桃は、とても春らしいです。
1万人の大茶会
背割堤の奥までやってきました。
桜は咲いていませんでしたが、さくら茶会の会場は想像していたよりも多くの人で賑わっています。
会場の中央には、特設バーカウンターが設置されていて、1万人の大茶会が催されています。
お茶を飲むためにはチケットが必要で、料金は以下のとおりです。
- 茶道裏千家・煎茶道二條流=800円
- 玉露と煎茶の特別な呈茶=500円
- 八幡市抹茶=300円
- 玉露/煎茶=300円
友人と一緒に玉露と煎茶の特別な呈茶のチケットを購入。
そして、バーカウンターのイスに座ります。
最初に玉露を淹れてもらいました。
お湯の温度は50度くらいです。
お猪口1杯程度の玉露を合計3杯いただきました。
やっぱり、プロの方に淹れてもらうと美味しさが違います。
後味も濃く、お茶の余韻が口の中に残り続けます。
続いて煎茶。
こちらも、お猪口1杯ほどの量です。
それを2杯飲みました。
玉露よりも苦みがありますが、後味は玉露ほどは残りません。
自分で、こんなに美味しいお茶を淹れて飲んだことはありません。
でも、美味しいお茶の淹れ方を教えていただいたので、これからは、もうちょっと美味しくお茶を淹れれるはずです。
お茶の販売
会場には、「もうひとつの京都体験エリア」があり、こちらでは、各市町村のブースが設けられていました。
それぞれのブースでは、お茶やお茶関連の商品が販売されていました。
お茶の試飲もできますし、石臼で抹茶を挽く体験なんかもできますよ。
ここでも煎茶を試飲しました。
高級な茶葉を使用しているとのことだったので、こちらの煎茶もとても美味しかったです。
メインステージで行われる様々なイベント
メインステージでは、様々なイベントが行われていました。
その近くには、お茶の京都博仕様のメルセデス・ベンツのsmartも展示されています。
緑色に黒の車体を見ていると、抹茶を飲みたくなってきます。
京都府内の道路を走ることはあるのでしょうか。
メインステージでは演劇クイズが行われています。
その近くには、京田辺市のマスコットの一休さんがいましたよ。
一休さんから缶バッジをいただきました。
気前の良い一休さんです。
こちらは京都府のマスコットのまゆまろ。
smartと同じく、お茶の京都博にぴったりの緑色の衣装を着ています。
メインステージでは、「サムライ茶人のCHAフルマイ」が始まりました。
バーテンダーがグラスなどを回したり投げたりするアクションを、サムライ茶人が茶器を用いて行います。
ジャグリングが見事でしたよ。
パフォーマンス終了後は、サムライ茶人が淹れてくれた玉露、てん茶、煎茶、ほうじ茶、京番茶の中から好きなのをいただけます。
私は京番茶を頂きました。
香ばしくて美味しかったです。
さくら茶会のチケットを購入した時にいただいた「お茶の京都博」のガイドブック。
これを見れば、どこでどのような行事が行われるのかわかります。
予定を立てやすいですね。
そろそろさくら茶会の会場から出ましょう。
ソメイヨシノは全く咲いていないと思ってましたが、少しだけ開花していましたよ。
背割堤の桜の見ごろは、4月7日頃になりそうですね。
なお、背割堤の詳細については以下のページを参考にしてみてください。