3月下旬に京都市上京区の阿弥陀寺に参拝してきました。
阿弥陀寺には、桃桜が植えられており、例年だと3月中旬に見ごろを迎えます。
2017年の京都の桜は、開花が遅れているところが多いことから、おそらく阿弥陀寺の桃桜もまだ見ごろを保っているはずです。
枝先までたくさんの花を咲かせる桃桜
阿弥陀寺は、京阪電車の出町柳駅から北西に10分ほど歩いた辺りに建っています。
地下鉄今出川駅からだと東に徒歩約10分ですね。
本満寺や十念寺など、多くのお寺が建ち並ぶ寺町通。
阿弥陀寺も、その寺町通に面して建っています。
山門の南側に入口があるので、そこから境内に入ることに。
入り口の近くには、見ごろを迎えた桃桜。
桜を観賞する前にまず本堂にお参りをしましょう。
阿弥陀寺は、浄土宗のお寺で、その名のとおり本尊として祀られているのは阿弥陀さまです。
阿弥陀寺を開創した清玉上人は、織田家と深い親交があり、天正10年(1582年)の本能寺の変の時には、本能寺等にかけつけ、織田信長や嫡男の信忠、家臣100余名の遺骸を当寺に埋葬したと言われています。
墓地には、現在も織田信長のお墓がありますよ。
本堂にお参りを済ませたので、桃桜を観賞することに。
桃桜の花は小ぶりです。
真っ白な一重の花びら、花中心の雄しべが長いのが特徴的です。
その姿は、梅の花にも似てますね。
また開花時期が3月上旬と早いことから、桜ではなく梅が咲いていると勘違いする人も多いと思います。
ちなみに桃桜は、支那実桜(シナミザクラ)や唐実桜(カラミザクラ)とも呼ばれています。
阿弥陀寺の桃桜は、2本あるのですが、1本はまだ背が低いですね。
目だっているのは、背の高い桃桜です。
花は小さいですが、木全体がとても華やかであります。
枝先にもびっしりと真っ白な花が付いています。
メジロもやって来てましたよ。
無人に近い境内なので、メジロも安心して花の蜜を吸えるようです。
それにしてもたくさんの花を咲かせていますね。
まさに満開であります。
以前にも阿弥陀寺に桃桜を見に来たことがあったのですが、その時はすでに見ごろを過ぎていて、花がほとんど咲いていませんでした。
雲が多い天気だったので白色の花が空に映えませんが、それでもたくさん咲いていたので、木全体がとても美しかったです。
そろそろ阿弥陀寺から出ることに。
短時間ではありましたが、満開の桃桜が見れて、良いお参りができました。
なお、阿弥陀寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。