11月中旬に清水寺に紅葉を見に行く途中、若宮八幡宮に参拝しました。
若宮八幡宮は、人や車の通りがとても多い東山五条の近くに建っています。
でも、参拝していく人は少なく、境内で自分以外の参拝者を見かけることは滅多にありません。
鳥居前の真っ赤なモミジ
若宮八幡宮の最寄り駅は京阪電車の清水五条駅です。
駅から五条通を東に5分ほど歩くと、若宮八幡宮の石造りの鳥居の前に到着します。
秋の行楽シーズンで賑わう東山五条ですが、やはり、若宮八幡宮にお参りをするのは私だけです。
参道を進むと朱色の鳥居が建っています。
その奥に真っ赤に色づいたモミジが見えます。
こんなにきれいなモミジがあるのに誰も訪れないのですから、若宮八幡宮は紅葉の穴場ですね。
石段を上り本殿の前へ。
それではお参りをしましょう。
若宮八幡宮は、天喜元年(1053年)に御冷泉天皇の勅願により源頼義が創建したのが始まりです。
以来、源氏の崇敬を集め、足利尊氏も病気平癒の祈願をしたと伝えられています。
若宮八幡宮は、本殿の前だけでなく境内の東側にも数本のカエデが植えられています。
以前、夏に参拝した時に気づいたので、秋になったら紅葉を見に来ようと思っていたんですよね。
境内東側には池があり、石橋が架かっています。
池の周囲のカエデは青葉がまだ多かったですが、比較的日当たりの良い場所に伸びている枝の葉は、割と紅葉していましたよ。
石橋と一緒に見る紅葉。
きっと盛りが過ぎて水面に散ったモミジも、趣があるのでしょうね。
そう思うと、秋の終わりに参拝した方が良かったかもしれません。
本殿の前に戻ってきました。
最初に見たモミジを南向きに観賞。
すでに木全体が真っ赤になっているかと思ったのですが、幹に近い部分の葉はまだ青葉がいっぱい残っていますね。
まだ完全な見ごろとは言えませんが、それでも、様々な色の葉がついたカエデの木はきれいなものです。
石段を下りて、本殿と一緒に紅葉を観賞。
この角度から見る紅葉が、最も京都らしさを感じます。
今度はカエデの木の後ろに回ります。
ここから見ると、青葉の方が目立ちますね。
カエデの葉が、日当たりの良いところから色づいていくのがよくわかります。
若宮八幡宮は、カエデの数はそれほど多くありません。
でも、本殿前の紅葉は見事です。
秋に清水寺に参拝する方は、若宮八幡宮にもお参りをしてはいかがでしょうか。
なお、若宮八幡宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。