清水の舞台で紅葉を見た後、境内の南からいったん外に出て清閑寺にも紅葉を見に行きました。
そして、再び清水寺に戻って紅葉狩りの続きです。
堂塔伽藍と一緒に見る紅葉
清水寺の南側の門の前に帰ってきました。
清水寺の拝観途中に清閑寺にお参りして戻ってくるという小技を知っていると、移動時間の節約になります。
南側の門をくぐって子安塔(こやすのとう)へ。
朱色の塔が青空に映えます。
その後ろのモミジも子安塔に負けないくらいの鮮やかな赤色をしていますね。
子安塔の少し北側には、清水寺の堂塔伽藍を一望できる場所があります。
清水の舞台からの眺めも絶景ですが、ここから見る景色も見事であります。
以前は、木々の枝が伸びて視界が遮られていたのですが、今は視界が開けて諸堂を見やすくなっています。
音羽の道の紅葉
散策路を北に向かって歩いて行きます。
いつもながら、清水寺境内には多くの参拝者がいて賑やかですね。
茶店付近は特に人が多く、カメラを上に向けて撮影しないと、写真にたくさんの人が入ってしまいます。
ところが、清水寺境内には、ほとんど人がいない場所があるのです。
それは、音羽の道です。
昼間の清水寺の境内で、人がいない空間なんて存在しないと思っている人には、この無人の景色は驚愕でしょう。
音羽の道は、音羽の滝近くから西に続く小道です。
「急勾配になっているので、体力に自信がない人は行かない方が無難ですよ」みないなことが書かれた看板が設置されているのも、音羽の道に人が少ない理由のひとつでしょう。
黄色のモミジと赤色のモミジ。
音羽の道の近くには音羽川が流れています。
あまりに静かなので、川の流れる音が聞こえてきそうです。
薄暗い音羽の道に太陽の光が差し込むと、カエデの葉が赤色、オレンジ色、緑色など様々な色に輝きます。
青空と三重塔と紅葉と
音羽の道から再び茶店付近に戻ってきました。
三筋に落ちる細い滝は音羽の滝です。
多くの参拝者が柄杓で滝の水を掬うために列をなしています。
そう言えば、清水寺には何度も参拝していますが、音羽の滝の水を掬ったことは一度もないですね。
今度参拝するときは、音羽の滝の列にも並んでみましょう。
清水の舞台の下までやってきました。
見上げる清水の舞台も迫力があります。
上から見た時は、一面が真っ赤なモミジに見えたのですが、背の低いカエデはまだ色づき始めたばかりですね。
出口に向かって進みます。
もう終わりかと思うでしょうが、清水寺の紅葉は出口付近もきれいです。
特に晴れた日は、三重塔と紅葉を見上げる景色が、とても爽快です。
近くの池の周囲にも多くのカエデが植えられており、水面に映り込むモミジを楽しむこともできます。
最後に青空、三重塔、紅葉、池を同時に眺めます。
この紅葉風景を見ていると、いつまでも清水寺に居続けたくなりますね。
快晴の清水寺で、良い紅葉狩りができましたよ。
なお、清水寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。