3月中旬。
京都市左京区の吉田神社にお参りしてきました。
吉田神社に参拝する予定はなかったのですが、近くを通りかかったので、ついでにお参りをすることにしました。
節分の日は多くの参拝者で賑わう吉田神社ですが、普段は、訪れる人が少なく境内は割と静かです。
参道の椿
吉田神社は、京都駅の東に建っています。
最寄り駅は京阪電車の出町柳駅で、駅から東に15分ほど歩くと到着します。
吉田神社の鳥居の前にやってきました。
この鳥居の100メートルほど前にもっと大きな鳥居が建っており、参道の入り口はそちらなのですが、近道をしたので石段下の鳥居の前に到着しました。
吉田神社の隣には幼稚園があります。
子供たちの元気な声がこだましていますね。
その賑やかな幼稚園の近くに植えられている椿が多くの花を咲かせていました。
写真だと緑色が目立ち過ぎて、赤色の花がどこにあるのかわかりにくいですね。
なので、木に近づいて椿の花を撮影。
まだ、つぼみがあるので、もうしばらくは見ごろを保っていそうですが、散っている花も多かったです。
椿を眺めていると、目の前にボトっと椿の花が落ちてきました。
白色の椿の花も落ちています。
参道を進んで吉田神社の境内に入りました。
そして、本殿にお参りです。
吉田神社は、貞観元年(859年)に藤原山蔭が平安京の鎮守のために春日の四神を勧請したのが始まりです。
朝廷の信仰も篤く、正暦2年(991年)には朝廷から特別の奉幣を受ける二十二社の前身である十九社奉幣に列せられました。
たくさんのおみくじが結ばれています。
おみくじの紙が真っ白ではなく、少し緑がかった色をしていますね。
菓祖神社
吉田神社の境内には、摂社や末社がいくつか建っています。
今回は、その中から菓祖神社にお参りをしましょう。
菓祖神社の祭神は、田道間守命(たじまもりのみこと)と林浄因命(はやしじょういんのみこと)の2柱です。
どちらも菓子の祖神(おやがみ)ですが、林浄因命は初めて餡入りのまんじゅうを作り広めたとされています。
お菓子の神さまとして祀られている理由がよくわかります。
創建されたのは昭和32年(1957年)で、京都菓子業界の総意により菓祖創建奉賛会が結成されたとのこと。
鳥居の前にずらっと並んでいる玉垣には、京都で有名なお菓子屋さんの店名が刻まれています。
近年、京都には多くの外国人旅行者が訪れますから、京都の菓子店はこれからも発展していきそうですね。
なお、吉田神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。