京都市東山区の知恩院では、毎年2月13日から15日に涅槃会(ねはんえ)の法要が行われます。
涅槃会は、仏教を開いたお釈迦さまが入滅された日に通常非公開の「仏涅槃図」を開帳し、遺徳追慕と報恩のために営む法要です。
ということで、2月15日に知恩院に参拝してきました。
法然上人御堂にお参り
知恩院の最寄り駅は、地下鉄東山駅です。
駅から南に5分程度歩けば、大きな三門の前に到着します。
今回は、南の円山公園側から境内に入りました。
工事中の御影堂(みえいどう)。
現在、本堂は御影堂から法然上人御堂に移動されています。
そして、涅槃会法要も、法然上人御堂で行われます。
御影堂の西側に建つ阿弥陀堂前の白梅は5分咲き程度ですね。
枝先には、小さな真っ白の花が付いています。
阿弥陀堂を少し北に進むと、法然上人御堂の入り口があります。
涅槃会の案内が出ていますね。
門には、葵の御門もかかっています。
知恩院は徳川家とも縁の深いお寺ですから、涅槃会のような行事が行われる時には葵の御門をよく目にします。
門をくぐって法然上人御堂の玄関へ。
脱いだ靴をビニール袋に入れて玄関から法然上人御堂に上がります。
御堂の中はとても広いです。
小学校の体育館くらいはあるでしょうか。
その広いお堂の正面北側にお釈迦さまが亡くなられた時の様子を描いた涅槃図が掲げられていました。
大きな涅槃図だったのですが、近くによって拝むことができなかったため、中央にお釈迦さまが横になっている姿しかわかりませんでした。
それでは、お賽銭を入れてお参りしましょう。
これで少しは煩悩から解放されたでしょうか。
しかし、まだまだいろんなものに執着がありますから、そう簡単に煩悩を消し去ることはできないでしょうね。
御堂の東側の壁に知恩院クイズが掲載されていたので挑戦してみました。
15問くらいあったのですが、まちがえたのは1問だけでした。
まずまずの知恩院マニアですな。
それほど難しいクイズではないので、全問正解される方が多そうです。
法然上人御堂への参拝を終えたので外に出ることに。
今回は、北側の門から境内の外に出ます。
やや急な石段を下りていくと黒門が建っています。
ついでに三門も見ておきましょう。
三門前には数台の観光バスが停まっていて、多くの外国人観光客の方が近くにいらっしゃいました。
初めてお越しの方は、きっと知恩院の三門の大きさに感嘆したことでしょう。
なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。