2月3日。
京都市上京区の千本釈迦堂に参拝してきました。
この日は節分だったので、千本釈迦堂も他のお寺と同じように節分の行事が行われていました。
境内は、いつもよりも賑やかで多くの参拝者で賑わっていましたよ。
衣装を着たおかめ像
千本釈迦堂の最寄り駅は、京福電車の北野白梅町駅です。
駅から東に10分ほど歩くと、参道の入り口の前に到着します。
市バスなら「上七軒」や「千本上立売」で降りるのが便利です。
参道の前に来ると、おかめ福節分会の案内が出ていました。
いつもは殺風景な参道ですが、さすがに節分の日は、節分会が行われていることを報せるためか割と賑やかですね。
参道をまっすぐに進み山門の前に到着。
ここにも、おかめ福節分会の案内が出ていました。
山門をくぐり境内へ。
仮設テントがいくつか建っており、福豆の授与、献酒の振る舞いが行われていました。
お寺の方に献酒をすすめられたので、いただくことに。
杯は大きなものと小さなものがありましたが、小さい方で献酒をいただきました。
少量ではありましたが、体が温まりました。
本堂の千本釈迦堂。
節分会の用意が行われています。
私が参拝したのは午後2時前でした。
午後3時から、茂山狂言社中によるおかめ福節分の狂言が行われます。
また、この日は、上七軒の舞妓さんによるおどりも奉納されます。
もちろん豆まきもあります。
千本釈迦堂は、大工の妻のおかめさんの内助の功が有名です。
釈迦堂の建設にあたり、大工が柱の長さをまちがってしまったのですが、おかめさんの機転のきいた発想で無事に大工は釈迦堂を建てることができたのですが、このことが世間に知られては困ると、おかめさんはその後自害します。
境内の東には、おかめさんの像があります。
節分の日は、きれいな衣装が着せられていましたよ。
釈迦堂の前には、早くも狂言を見ようと参拝者が場所取りをしていました。
釈迦堂は、鎌倉時代に建てられたお堂で、応仁の乱(1467年)で戦火を免れ、今日まで残っています。
それ以外の堂宇は、たびたび戦火に遭い焼失してしまったのですが、本堂の釈迦堂だけは被害を受けることなく現存し、京都市内最古の仏堂遺構として国宝に指定されています。
狂言も見たいところですが、まだまだ時間があったので、短時間で千本釈迦堂から出ました。
おかめ福節分会は、おかめさんの貞淑と福徳円満、縁結び、お多福招来を祈願し、1年の厄除けを行う行事ですから、節分の日に参拝しておけば、良い1年になりそうですね。
なお、千本釈迦堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。