11月中旬。
京都市北区の神光院(じんこういん)に紅葉を見に行ってきました。
時期的には、まだ早いかなと思ったのですが、北区は紅葉の進みが早いので、もしかしたら、良い具合に色づいているのではと期待して、神光院に参拝しました。
境内全体に見ごろ前
京都駅から神光院に行くには、市バスの西賀茂車庫行きに乗車し、「神光院前」で下車します。
乗車時間は50分ほど必要ですが、バス停からは神光院の塀が見えているので、迷うことなくすぐに山門まで行けます。
山門越しに境内を見ると、割と良い具合に紅葉している印象です。
山門をくぐり境内へ。
やはり、時期的に見ごろ前といった感じですね。
それでも、本堂の前にある池のほとりのカエデは、上の方が鮮やかに紅葉してきれいでしたよ。
それでは本堂にお参りです。
神光院は、建保5年(1217年)に上賀茂神社の神主の賀茂能久(かもよしひさ)が「霊光の照らした地に一宇を建立せよ」との神託を受けて創建したのが始まりと伝えられています。
寺名も、この由緒にちなんだものだとか。
本堂には、弘法大師作と伝えられている厄除大師が祀られています。
災厄から身を守っていただけるようにしっかりとお参りしておきましょう。
本堂の奥にもお堂があります。
このお堂付近には、たくさんのカエデが植えられていますが、まだほとんど紅葉していませんでした。
青葉が目立ちますが、それでも木の上の方の葉は赤く染まっていましたよ。
茶室と鎮守社付近の紅葉
私が参拝した日、最もきれいに紅葉していたのは、茶室付近と鎮守社付近でした。
神光院の茶室は、幕末の歌人大田垣蓮月(おおたがきれんげつ)が晩年隠棲したところと伝えられています。
色付き始めたモミジと一緒に見る茶室は、曇り空のせいか、秋のもの悲しい雰囲気を感じさせます。
茶室の屋根の下から見る山門付近の紅葉。
境内の東側にある休憩所の辺りに行きます。
休憩所は、境内の東側にあり、その付近のカエデは朝日がよく当たるためか、ひときわ鮮やかな赤色に染まっていました。
休憩所の奥に祀られている鎮守社と真っ赤なモミジ。
境内には、掃除をされているお寺の方と自分だけしかいなかったので、とても静かに紅葉を観賞できました。
まだ、見ごろ前ではありましたが、良い紅葉狩りができましたよ。
神光院は、モミジがとても多いお寺なのですが、秋でも訪れる人が少な目です。
まさに穴場の紅葉の名所です。
拝観料も必要ないので、誰でも気軽にお参りできますよ。
なお、神光院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。