京都の紅葉の名所は、京都市以外にもたくさんあります。
京都市西京区の隣の長岡京市も、光明寺、乙訓寺(おとくにでら)、長岡天満宮といった紅葉の名所があるので、秋の行楽シーズンに訪れるのがおすすめです。
光明寺
京都駅から光明寺に行くには、JRに乗車する必要があります。
長岡京駅で下車した後、阪急バスの20系統か22系統に乗車し「旭が丘ホーム前」で下車すればすぐです。
光明寺の境内には、多くのカエデが植えられています。
女人坂と呼ばれる表参道の石段の両脇では、真っ赤に色づいたモミジが参拝者を出迎えてくれます。
また、境内を一通り散策した後は、もみじ参道と呼ばれる緩やかな下り坂を歩きながら総門まで帰るのですが、この参道の両脇の紅葉がとても美しく、思わず足を止めて見とれてしまいます。
もみじ参道は、その名のとおりモミジのトンネルです。
ただ歩いているだけでも、情緒がありますよ。
なお、光明寺は紅葉の時期だけ拝観料1,000円が必要です。
2024年は、11月16日から12月8日が有料期間です。
乙訓寺
光明寺の次は、東に15分ほど歩いて乙訓寺に向かいます。
乙訓寺の紅葉はあまり有名ではないので、この時期は境内にほとんど人がいません。
カエデは、それほど多くないのですが、参道わきのモミジがとても鮮やかな赤色に染まるので、秋に長岡京市に訪れた時には参拝しておきたいですね。
静かに紅葉狩りをしたい方に乙訓寺は最適です。
なお、乙訓寺では、2024年11月16日から12月8日まで乙訓寺重要文化財特別公開が行われ、拝観料1,000円が必要です。
長岡天満宮
乙訓寺から南に15分から20分歩くと長岡天満宮に到着します。
長岡天満宮には、八条ヶ池という大きな池があり、その周囲にたくさんのカエデが植えられています。
秋が深まると、カエデの葉が真っ赤に色づき、八条ヶ池の水面にも紅葉が映り込みます。
京都には、池と一緒に紅葉を見られる名所はいくつかありますが、八条ヶ池は、中央に橋が架かっており、池中心から360度景色を眺めることができるのが特徴的です。
また、境内には錦景苑という庭園もあり、そちらの紅葉も見事です。
京都市内の紅葉の名所と比較すると人は少な目なので、比較的のんびりと紅葉狩りを楽しめますよ。
なお、長岡天満宮は、境内に入るのに拝観料などは必要ありません。
光明寺は1時間、乙訓寺は30分、長岡天満宮は30分ほどで拝観できます。
長岡京駅からのバスと徒歩での移動に1時間ほどかかるので所要時間は約3時間です。
お食事できるお店は、JRの長岡京駅や阪急電車の長岡天神駅近くにたくさんありますし、その他、移動中にも何軒も見つけることができます。
なので、昼食に困ることはないでしょう。
徒歩での移動が苦痛だと思う方は、光明寺から長岡天神駅まで阪急バスに乗り、長岡天神駅から長岡天満宮まで10分ほど歩いてください。
ただ、バスを利用すると乙訓寺に参拝するのが難しくなります。