1997年の夏から催されるようになった姉小路行灯会(あねやこうじあんどんえ)。
2015年は19回目の開催で、8月22日の夕方から姉小路通にたくさんの行灯が並べられました。
姉小路行灯会で使われる行灯はすべて手作りです。
古き良き時代の夏の京都の風物詩を見るために午後7時前に姉小路通に行ってきました。
東は寺町通から西は烏丸通まで
姉小路行灯会では、京都市中京区の姉小路通に600基の行灯が設置されます。
東は寺町通から西は烏丸通までの約700メートルの区間、道路の両脇に昔ながらの行灯に火が灯り、どことなく懐かしい景色が浮かび上がります。
最寄駅は、地下鉄京都市役所前駅で、そこから寺町通を少し南に歩くと姉小路通の入り口に到着します。
まだ空は暗くなっていませんが、行灯には火が灯っています。
姉小路行灯会は、「姉小路界隈を考える会」が実施しています。
行灯には、様々な絵が描かれており、火が灯るときれいに浮かび上がります。
最近では行灯の光は、LEDなどを使うことが多いのですが、姉小路行灯会ではロウソクを使用しています。
そのため、風が吹くと光が揺れるのですが、それがまた良い雰囲気を出しています。
こちらの行灯には急須の絵が描かれていますね。
京都らしい行灯であります。
姉小路行灯会では、柳馬場通から富小路通の間が自動車通行止めとなります。
この区間には、より多くの行灯が設置されていましたよ。
自動車通行止めの区間では、「カントリーとジャズの夕べ」が催されており、雰囲気のあるジャズのライブが行われている最中でした。
心地良いそよ風が吹いていたので、涼しく観覧できましたよ。
姉小路通の所々でお店も開いていました。
こちらは、なかなか良い味を出しているバー。
足元には、大文字の行灯。
烏丸通付近まで歩いてくると、新風館も良い雰囲気を出していましたよ。
午後7時を回ると、辺りが薄暗くなり、行灯の火がより明るさを増してきました。
姉小路通には、京都の昔ながらの町並みが所々残っています。
レトロな建物もあり、昭和の懐かしい雰囲気を感じることができますね。
京都観光に来る旅行者の方は、あまり踏み入れることのないところですが、近くには本能寺や六角堂などもありますので、こういったところに訪れたついでに姉小路通を歩いてみてはいかがでしょうか。