8月中旬。
京都市右京区に建つ天龍寺の庭園を拝観してきました。
天龍寺は、京都屈指の観光地嵐山にあることから春や秋といった行楽シーズンには、多くの観光客の方で賑わいます。
夏の暑い日なら観光客は少なめだろうと思ったのですが、天龍寺に到着してみると、そのようなことはなく、国内外からの旅行者がたくさんいました。
爽やかな曹源池
天龍寺の最寄り駅は、京福電車の嵐山駅です。
嵐山駅のほぼ正面に天龍寺の総門が建っています。
総門に入る人、出てくる人、拝観者の姿が途絶えることがありません。
春や秋と比較すると、人はそれほど多くないのですが、夏にしては観光客の方が多いですね。
京都の他の有名な観光名所でも、夏はこんなに人が多くないのですが。
参道を通って拝観入口までやってきました。
庭園拝観は500円ですが、100円余分に納めることで諸堂拝観もできます。
なので、時間があるのなら諸堂拝観もしておきましょう。
庭園の入り口に入ると、赤色のフヨウの花が咲いていました。
このフヨウの花は、普通のものよりも大きかったです。
手の平をパーにしたくらいの大きさはありましたよ。
大きいと言えは、天龍寺の方丈も非常に大きな建物です。
その方丈の前に広がるのが曹源池です。
私が天龍寺を訪れた日は、気温35度以上の猛暑日でした。
とても暑い日だったのですが、曹源池の水面を見ていると涼しく感じましたよ。
曹源池を方丈の中から眺めるのもおすすめなのですが、人が多かったので、あまりのんびりできそうにはなかったですね。
鏡のようになった曹源池。
奥に見える山は嵐山です。
天龍寺の庭園は嵐山を借景にしているので、まるで嵐山が天龍寺の境内の一部のように見えますよ。
春や秋は太陽が低い位置にあるため、曹源池と嵐山を一緒に撮影しようとすると逆光になってしまうのですが、夏は太陽の位置が高いので逆光にならずに撮影できます。
これも夏の天龍寺拝観の良いところですね。
夏の草花
天龍寺の庭園では、夏の草花を楽しむことができました。
曹源池のほとりに植えられているハンゲショウ。
葉の片側だけが白くなり、まるで半分だけ化粧をしているように見えることからハンゲショウと呼ばれるようになったと言われています。
見ごろ時期は7月初旬なのですが、8月中旬でも葉に白色が残っていましたよ。
キキョウもきれいに咲いています。
見上げればサルスベリのピンク色の花。
望郷の丘に登って見下ろす天龍寺境内。
一面、木々の緑色の葉で埋め尽くされています。
まさに夏真っ盛りであります。
空を見上げると、こちらも夏らしく雲が不安定な姿をしていました。
このまま晴天が続くのか、それとも激しい夕立が降るのか、予想が難しい空模様でしたよ。
庭園拝観を終え、駐車場近くの放生池にやってきました。
放生池には、たくさんのハスが植えられています。
でも、見ごろ時期が過ぎていたため、ハスの花はほとんど咲いていませんでした。
7月下旬に訪れていれば、きれいなハスの花を見れたでしょうね。
なお、天龍寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。