初夏に参拝した北向山不動院と安楽壽院

4月末に京都市伏見区の鳥羽に建つ北向山不動院と安楽壽院に参拝してきました。

鳥羽は、あまり観光で訪れる人がいないため、このあたりのお寺や神社は、いつお参りしても、人があまりいません。

なので、落ち着いてゆっくりと参拝できるんですよね。

北向山不動院

北向山不動院は、地下鉄竹田駅から南西に10分ほど歩いた辺りに建っています。

入口の山門前に到着。

青色の背景に白色で北向山不動院と書かれた柱が立っています。

北向山不動院

北向山不動院

以前は、このような柱はなかったのですが。

北向山不動院は、近畿三十六不動尊巡礼の第二十二番霊場です。

この青い柱はそれを示すものなのです。

きっと、巡礼者が迷わないように青い柱が設置されたのでしょうね。

山門をくぐると、4体の菩薩さまが並んでいます。

4体の菩薩さま

4体の菩薩さま

まるで道案内をしているかのようです。

菩薩さまの正面付近には、アヤメが青い花を咲かせていました。

アヤメ

アヤメ

北向山不動院で、初夏らしい草花と言えば、このアヤメくらいでしょうか。

北向きに建つ本堂にお参りです。

本堂

本堂

山門は南を向いているのに本堂は北を向いているので、何か違和感があります。

本堂が北向きに建っているのは、平安時代後期に鳥羽上皇が、北の平安京を鎮護するために不動明王を北向きに安置したことが理由です。

ちなみに鳥羽上皇の時代には、この辺りに鳥羽離宮があり、その中に北向山不動院は創建されました。

境内の東側には、不動滝があります。

不動滝

不動滝

不動滝という響きは、いかにも荒々しい滝のような印象を受けます。

でも、実際には一筋の細い滝なんですよね。

安楽壽院

北向山不動院にお参りした後は、そこから北東に5分ほど歩いて安楽壽院へ。

安楽壽院

安楽壽院

安楽壽院が建つ辺りも、平安時代には鳥羽離宮があった場所です。

当院の開基も鳥羽上皇です。

境内の中央に建っているのは大師堂です。

大師堂

大師堂

慶長元年(1596年)にこの辺りを襲った大地震で新御塔が倒壊した際、その場しのぎで建てられたのが、このお堂です。

新御塔は、慶長11年に豊臣秀頼によって再建され、その後もこのお堂は使用されていたのですが、やがて、安楽壽院に移され弘法大師を本尊として祀る大師堂となりました。

他に大日如来や薬師如来なども祀られているそうです。

しっかりとお参りしておきましょう。

大師堂の周りは、カエデの新緑がきれいですね。

新緑

新緑

と言っても、カエデの木はそれほど多くありませんが。

安楽壽院に参拝したら見ておきたいのが、近衛天皇安楽壽院南陵(このえてんのうあんらくじゅいんみなみのみささぎ)です。

近衛天皇安楽壽院南陵

近衛天皇安楽壽院南陵

天皇陵の多くは、石造りの鳥居が立つだけなのですが、近衛天皇陵には立派な多宝塔があります。

これくらい大きな建物だと、天皇陵らしさを感じますね。

見に行くなら午前中がいいでしょう。

上の写真は午後に撮影したものですが、多宝塔が西向きになっているため、正午を過ぎると逆光になって見にくいんですよね。

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