2月3日の節分の日は、京都各地の寺社で節分祭が催されます。
毎年、この日は京都の街が活気づきますね。
また、様々な無料接待が行われるのも節分祭の醍醐味のひとつであります。
京都市左京区の熊野神社の境内でも、和菓子の無料接待が行われているので、2月3日に参拝してきました。
八ッ橋とお茶の無料接待
熊野神社は、京阪電車の神宮丸太町駅が最寄り駅です。
そこから東に10分程度歩けば熊野神社に到着します。
熊野神社は、京都の熊野三山のひとつです。
治承2年(1178年)には、高倉天皇の中宮徳子が皇子安産祈願のために勅使を遣わし、無事に安徳天皇が誕生したと伝えられています。
そのため、安産のご利益があることでも知られています。
境内の外からでも、節分らしい紅白の幕がかかっているのがわかりますが、中に入ればさらに節分らしさを感じられます。
境内には焚火があり、寒い節分の日には体を温めるのに最適です。
熊野神社の辺りは、京都名物の八ッ橋発祥の地とされています。
下の写真に写っているのは、八ッ橋発祥の地を示す石碑です。
隣に立っているのは、八ッ橋中興の祖と言われている西尾為治の像です。
明治から昭和にかけて八ッ橋の発展のために心血を注ぎ、元禄からの古法を基調に改良を重ね「京に八ッ橋あり」とまで言われるようになったとか。
境内では、毎年節分の日に西尾八ッ橋さんが八ッ橋とお茶の無料接待を行っています。
もちろん、私も八ッ橋とお茶をいただきましたよ。
八ッ橋は春らしい桜の風味のするものでした。これは、期間限定の八ッ橋だと思われます。
お茶も味が濃くて美味しかったですよ。
ご馳走様でした。
西尾八ッ橋さんは、節分の日にもお店の駐車場で無料接待をされています。
こちらでは、きなこ餅とぜんざいが用意されており、どちらか好きな方を選べます。
ちなみに私はぜんざいをいただきました。
寒い日でしたから、きなこ餅よりもぜんざいの方が魅力的だったんですよね。
ついでに西尾八ッ橋さんの近くに建つ聖護院(しょうごいん)にも立ち寄ることに。
聖護院でも、節分の日に甘酒の無料接待が行われています。
しかし、残念ながら私が訪れた時には無料接待は終了していました。
どうやら豆撒きも終わっていたようで、結局、節分の行事に参加することなく聖護院を後にしました。
節分の日の京都は賑やかでいいものですね。
また、来年も節分祭に参加しましょう。
なお、熊野神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。