三箇日を過ぎた1月上旬。
京都市左京区の下鴨神社に新年のお参りに行ってきました。
まだ正月の雰囲気が残る京都の街ですが、道行く人たちは普段の日常に戻ったようで、正月らしさがなくなってきていますね。
小雨が降る境内
下鴨神社は、京阪電車の出町柳駅から北に5分ほど歩いた辺りに建っています。
駅からすぐではあるのですが、参道がとても長く、入り口から本殿までさらに5分ほど歩かないといけません。
朱色の大きな鳥居が現れました。
そして、奥に楼門が建っています。
さすがに三箇日を過ぎているので、参拝者はそれほど多くありません。
加えて小雨もちらほらと降ってますからね。
楼門をくぐった正面に建っているのは舞殿(まいどの)。
この時期は、毎年、その年の干支の絵馬が奉納されています。
2015年は未年。
絵馬には、手前に白色、奥に黒色の羊が2頭描かれています
また、舞殿の前には、「朱塗の矢の発祥」と書かれた看板も設置されていました。
下鴨神社の祭神の玉依姫命(たまよりひめのみこと)は朱色の矢を得て懐妊したと伝えられています。
なので、下鴨神社の御神矢は、安産のご利益があると伝えられており、その他にも家内安全、除災招福、縁結び、厄除の守護神とされています。
巨大な八咫烏(やたがらす)の行灯(あんどん)。
2014年9月21日に第34回式年遷宮奉祝の提灯行列で登場したこの八咫烏は、京都造形芸術大学の学生たちが制作したとのこと。その指導にあたったのは、同大学の関本徹生教授だそうです。
このままずっと境内に置かれているのでしょうか。
今後、下鴨神社の名物になるかもしれませんね。
それでは、本殿にお参りです。
2015年は元日から大雪に見舞われた京都。
下鴨神社の本殿には仮設の屋根が設置されていましたが、これは雪対策なのでしょうね。
各干支の守護神が祀られている小さな社。
十二支全て揃っているので、自分の干支が祀られている社にも、しっかりとお参りしておきたいですね。
建物の屋根に残る雪
本殿にお参りを終えて振り返ると、楼門の屋根に雪が積もっていました。
ここ数日は雪が降っていなかったと思うのですが、京都は冷え込んでましたから、融けずに残ったのでしょうね。
ちなみに雪が残っていた屋根は北側です。
南側は、日差しを浴びて融けてしまったのでしょう。
橋殿と細殿の屋根にも雪が残っていました。
神社の建物の屋根に積もった雪は、風情が感じられていいものです。
とは言え、この日はほとんど日が射さなくて、かなり寒く、風情を楽しむ余裕がほとんどありませんでした。
細殿に供えられた品々。
八ッ橋が奉納されているのが京都らしさを感じさせます。
なお、下鴨神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。