11月末に京都市伏見区の乃木神社に紅葉を見に行きました。
乃木神社は、日露戦争の時、第三軍を率いて旅順を攻略した乃木希典(のぎまれすけ)を祀る神社です。
紅葉の名所として紹介されることが滅多にない神社なので、人気のない場所でのんびりと紅葉狩りをしたい時におすすめの場所なんですよね。
境内のモミジが真っ赤
乃木神社の最寄り駅は、JR桃山駅です。
徒歩で10分もかかりませんね。
近鉄電車だと桃山御陵前駅、京阪電車だと伏見桃山駅が最寄り駅となり、どちらからでも徒歩15分くらいです。
乃木神社の入り口に到着。
神門越しに紅葉が見えますね。
境内に入り参道を進むと、真っ赤に色づいたカエデがありました。
まさに見ごろといった真紅の葉。
近くに寄って見ると、灯籠に巻きつくかのように枝が伸びていました。
とても珍しい光景ですね。
参道をまっすぐに進み拝殿へと向かいます。
まずは拝殿にお参りです。
勝運のご利益をしっかりと授かりましょう。
拝殿の後ろには本殿が建っています。
本殿付近の紅葉も見ごろを迎えていました。
ちなみに本殿の敷地内に入るには拝観料100円が必要になります。
本殿の隣には、山城ゑびす神社が建っています。
山城ゑびす神社には七福神が祀られており、繁栄、健康、才智、長命、勇気、安定、安心などのご利益を授けてくれます。
特にゑびすさまは、家業の繁盛と成功、地域の融和と安全を護る神さまとして信仰されています。
本殿の前には、狛犬ならぬ狛鯛がおり、体には「幸せに成り」と書かれています。つまり、「幸せになりたい」というダジャレですね。
紅葉を背景に何とも愛らしい姿を見せてくれます。
「幸せに成り鯛」を見ていると、その愛くるしい姿が心を和ませてくれます。
無人の境内。
休憩用のベンチやイスがところどころに置かれているので、座りながらのんびりと紅葉を観賞できるのも、乃木神社の良いところです。
ほとんどのモミジが真っ赤に染まっており、ちょうど良い時期に参拝できました。
中には、まだオレンジ色のモミジもありましたが、十分に見ごろと言える色付きですね。
乃木神社を創建したのは、村野山人です。
境内には、彼の像が立っており、その近くの紅葉も見ごろを迎えていましたよ。
私が乃木神社に参拝した時には、境内にご婦人の方2人だけしかいませんでした。
こういった静かで落ち着きのある境内で見る紅葉は良いものですね。