京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)には、放生池という池ががあります。
放生池では、毎年夏になるとスイレンとハスがきれいに咲くんですよね。
暑い時期は、あまり京都散策をしたくないのですが、ハスとスイレンは見に行きたいという欲求もあり、午前中のそれほど暑くない時間帯に石清水八幡宮にお参りをしてきました。
スイレン
石清水八幡宮は、京阪電車の八幡市駅が最寄り駅です。
本殿に参拝するには、男山山上まで行く必要がありますが、放生池は山の麓にあるので、スイレンとハスを見るだけなら、山の上まで行く必要はありません。
駅から近くにある一ノ鳥居付近に放生池はあります。
頓宮殿(とんぐうでん)の裏側ですね。
放生池に到着すると、真っ白なスイレンがたくさん咲いていました。
スイレンは、赤色や黄色などもありますが、真っ白なスイレンが最も涼しさを感じます。
まるでガラス細工のようですね。
アサザ
放生池には、竹で四角く囲まれた一帯があります。
この四角の中には、アサザが咲いています。
アサザは環境省分類では絶滅危惧種となっています。
平成16年(2004年)に八幡市内の河川で自生しているのが発見され、放生池に移植されました。
アサザの花は黄色で、大きさはタンポポほどしかありません。
遠くからの撮影だとズームを使っても大きく写すことができなかったので、アサザが写っている部分だけを切り取りました。
それが下の写真です。
遠くからだと、小さくて、形がわかりにくく、コウホネと間違えてしまう人もいるでしょうね。
ハス
アサザを見た後は、ハスを見ることに。
放生池に数えきれないほど、たくさんのハスが咲いていました。
どれも真っ白なものばかり。
写真だとわかりにくいですが、ここのハスは、一般的なハスと比較すると、花がとても大きいです。
人の頭よりも大きいのではないでしょうか。
ハスとアサザとスイレンの共演。
この風景は、石清水八幡宮の放生池ならではのものですね。
池の奥では、ピンク色のサルスベリも咲いていました。
サルスベリも、夏の花の代表ですよね。
スイレン、アサザ、ハスを十分に観賞したところで、放生池をさることに。
最後に放生川に架かる安居橋(あんごばし)も撮影しておきました。
雲の間から見える青空。
でも、どんよりとした黒い雲の姿も見えます。
夏の晴れた日にいきなり雨が降り出すのは、こういった空模様の時ですよね。
この景色も、夏らしいと言えば夏らしいです。
以前にも石清水八幡宮の放生池にアサザを見に行ったことがありましたが、その時は、花が咲いていませんでした。
午後に訪れたので、もしかしたら午前中でないと花が咲かないのかもしれません。
スイレンもハスも、午前中に咲く花なので、石清水八幡宮の放生池に行くなら、できるだけ早い時間帯が良いでしょう。
なお、石清水八幡宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。