5月5日に京都市伏見区の藤森神社(ふじのもりじんじゃ)に駈馬神事を見に行ったとき、伏見名水スタンプラリーのスタンプも押してきました。
藤森神社には、不二の水と呼ばれている名水があり、誰でもくめるようになっています。
岩から湧き出る不二の水
藤森神社は、京阪電車の墨染駅から北東に5分ほど歩けば到着します。
神社の入り口は、南側と西側にありますが、通常は南から入ります。
多くの神社では、そのようになっているため、南側の入り口の方が立派ですね。
なお、先述しましたが、私が訪れたのは、駈馬神事の時だったので、参拝者がとても多く、境内の写真をゆっくりと撮影することができませんでした。
なので、この記事に掲載している写真は、以前に参拝した時に撮影したものです。
長い参道を進み、割拝殿を抜けると本殿があります。
勝運を授けてくれる神社なので、スポーツの大会などに出場する前に参拝しておくと、ご利益を授かれるのではないでしょうか。
名水の不二の水は、本殿の東側にあります。
岩からあふれるように湧き出しているので、まさに名水といった雰囲気があります。
給水するときは、備え付けの漏斗を容器の口にさすと簡単に水を入れることができます。
藤森神社は、端午の節句に武者人形を飾る菖蒲の節句発祥の地です。
ご神水の不二の水は、武運長久、学問向上、特に勝運を授けてくれる水として信仰されています。
なので、勝負事の前には、不二の水を飲んでゲン担ぎをしておくと良いでしょう。
岩の近くには「水六訓」が書かれた立札があります。
- 水は尊し
水無くんば成らず育たず心ある者その加減を知り水を大切にせよ - 水は美し
冷熱に応じて虹と化して氷と変わり水晶となる - 水は清し
常に味いて飽きず汚穢を洗い清める - 水は強し
いかなる障害にも屈せず自ら進みて天を成し地を動かす - 水は恐し
人を呑み船を覆し山野を汲して地表をも変貌す - 水は深し
その源神に発し大自然の道を示し波瀾曲折の人生を思わしむ
立札に書かれている内容は上記の通りです。
水は大切なものですが、恐い一面もあります。
水六訓は、あまりに馴染み深くて、そのありがたみを忘れてしまいそうになる水について、再考するのに良い言葉ですね。
伏見名水スタンプラリーのスタンプを押印。
お守りを授与しているところにスタンプは置かれていましたが、駈馬神事の時だったので、もしかしたら普段は別の場所に置かれているかもしれません。
スタンプの設置場所がわからない場合は、神社の方に尋ねてください。
今回は、不二の水をくまなかったのですが、初詣に訪れた時にくませてもらい、自宅でコーヒーを淹れて飲みました。
水だけを試飲しなかったので、どのような味かはわかりませんが、コーヒーの後味がすっきりとしていたことは覚えています。
なお、藤森神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。