京阪電車の伏見名水スタンプラリーの2ヶ所目に訪れたのは、鳥羽にある城南宮です。
城南宮は、方除の神社として知られています。引っ越しをする時には参拝しておきたいですね。
城南宮から湧き出る名水は、菊水若水(きくすいわかみず)。
どのような味がする名水なのでしょうか。
病気平癒の名水
城南宮は、京阪電車だと最寄駅が墨染駅になります。
そこから西に20分ほどは歩かないといけません。
なので、中書島から市バスに乗車し、バス停「城南宮」で下車するのが便利ですね。
地下鉄竹田駅からだと南西に徒歩10分程度です。
城南宮の東の鳥居をくぐって参道を進み、2つ目の鳥居の前にやってきました。
参拝した日は雨が降っていたので、「城南宮」と刻まれた石柱の上の方が濡れています。
お目当ての菊水若水は、この石柱の近くの手水屋から湧き出しています。
手水屋に立っている説明書によると、菊水若水は、江戸時代に書かれた随筆の中で、飲むとあらゆる病気が治るというので、毎日参詣者の列が絶えなかったと紹介されていたそうです。
法皇の歯痛も治ったと伝えられており、病気平癒の霊験があらたかで、お百度を踏んで水を持ち帰って、病人に授ける習慣もあったとか。
また、奈良の東大寺のお水取りの香水は、若狭から菊水若水の井を通って二月堂の若狭井に達するとも伝えられています。
なるほど。
これはご利益がありそうな名水ですね。
手水鉢には、しっかり菊水と刻まれています。
地下からくみ上げられた菊水若水が、手水鉢へと流れ出ています。
水は、手水鉢の底まではっきりと見えるほど透明です。
それでは、菊水若水を汲ませていただきましょう。
取水が完了したので、スタンプを押印しにいきます。
その前に本殿にもお参りをしておかないといけませんね。
スタンプの設置場所は、境内の西側にあるお守りの授与所です。
その隅に伏見名水スタンプラリーの案内とともにスタンプが置かれています。
しっかりとスタンプを押印。これで2つ目です。
ちなみにスタンプを押印し、神苑を拝観すると記念品をいただけるそうですよ。
私は、今回は神苑に入っていないので、どんな記念品なのか見てません。
帰宅して、菊水若水を沸かして飲んでみることに。
これといった特徴のない味ですね。
水道水と大差ないような気がします。
でも、菊水若水でコーヒーを淹れると、水道水との違いがはっきりとあらわれました。
菊水若水で淹れたコーヒーは、水道水よりもコクがあります。
雑味もありません。
そう言えば、水道水を沸かしたときは、独特の匂いがするのですが、菊水若水は無臭でした。
緑茶や紅茶にも使うと美味しいのではないでしょうか。
なお、城南宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。