3月初旬に京都御苑の南東に建つ下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)にお参りに行ってきました。
下御霊神社には、本殿脇に背の高い紅梅、末社の天満宮の前に背の低い白梅が植えられています。
どちらの梅も、そろそろ花を咲かせているはずです。
つぼみだけの紅梅
下御霊神社は、京阪電車の神宮丸太町駅から徒歩約5分ほどの場所に建っています。
地下鉄丸太町駅からも徒歩圏内です。
神社の前に到着すると、鳥居越しに背の高い紅梅が、赤くなっているのが見えました。
予想通り、開花しているようです。
すぐに観梅といきたいところですが、まずは本殿にお参り。
それでは、紅梅を観賞です。
でも、外から見た時とは違い、間近で見ると、枝の先がほんのりと赤くなっているだけでした。
それでも、咲いている花があるはずだと思い、枝先をじろじろと見まわしたのですが、咲いている花は1輪もありません。
もともと下御霊神社の紅梅は、開花が遅いのですが、2014年は寒波の影響で、さらに開花が遅れているようです。
紅梅の前には、2月下旬から3月上旬が見ごろと書かれた板があったのですが、例年でも、そんなに早くは見ごろを迎えないと思うんですけどね。
この分だと、紅梅が見ごろになるのは3月15日頃でしょう。
満開の白梅
次は、境内の南に建つ末社の天満宮へ。
社殿の前に植えられている背の低い白梅は、紅梅とは異なり、見ごろになっていました。
人の背よりも低い、かわいらしい木です。
近くに寄ると、真っ白な花がびっしり。
花の中心からは、長いおしべがたくさん伸びています。
まるで、つけまつ毛のようですね。
ほぼ満開の状態ですが、枝先には、まだつぼみも残っていました。
中には、つぼみが目立つ枝先もあります。
つぼみが開いた時には、今咲いている花は散っていくのでしょうか。
全ての花が一度に咲くと、とても華やかになりそうなのですが、そう都合よくは咲いてくれないのでしょうね。
若い木だからなのか、枝がとても元気に見えます。
空に向かってピンと伸びた枝に真っ白な花が縦に並んで咲いています。
背は低くても、花の美しさに変わりはありません。
むしろ、背の高い梅よりも、花が若々しくて、きれいに見えます。
この白梅が紅梅のように高くなるには、どれくらいの年月が必要なのでしょうか。
今後も成長を見守っていきたいですね。
なお、下御霊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。