京都駅から北西に15分ほど歩くと西本願寺が建っています。
その西本願寺の南隣には、西本願寺と境内がよく似ている興正寺(こうしょうじ)があります。
初めて訪れた方は、興正寺も西本願寺の一部であると思ってしまいますが、両者は別のお寺です。
興正寺は、2月中旬から3月中旬にかけて、紅梅と白梅が花を咲かせます。
そろそろ梅も見ごろになる頃だろうと、2月末に興正寺に参拝してきました。
三門をくぐると紅梅と白梅がお出迎え
興正寺の入口の三門に到着。
柱が太くて、とても立派な門ですね。
三門をくぐると、右側に紅梅があります。
もう見ごろと言っても良い咲き具合ですね。
三門の左には白梅。
こちらは、まだ咲き始めたばかりで、木が薄っすらと白くなっている程度です。
三門の左右に紅白の梅が植えられていると、何だか、出迎えてもらっているように感じますね。
紅梅を中心に観梅
興正寺は、普段、あまり参拝される方がいません。
でも、今の時期は、梅を見にお参りされる方が、ちらほらといます。
そして、梅の写真を撮影したり、味わうようにじっくりと見ていかれます。
私は、見頃を迎えた紅梅を主に観賞しました。
枝全体がピンク色で、とても華やかです。
紅梅ばかりを見ていては白梅がかわいそうと思い、近くに寄って、咲き始めたばかりの白い花を間近で見ました。
興正寺の白梅は一重です。
白い花は八重よりも一重の方が、かわいらしく思えますね。
紅梅の木の下へ。
奥に見えるのは、御影堂(ごえいどう)です。
枝先に八重咲きの花が3つ。
ギュッと押し合うように咲いている姿は、何だか窮屈そうですね。
紅梅の近くの灯籠と一緒に見る梅の花も、古風で良いものです。
私がお参りしている時、外国の方もいらっしゃいました。
お寺の建物と梅が咲く景色は、珍しいことでしょう。
彼らの目にはどのように映っているのでしょうか。
角度を変えて、北西方向に紅梅を見ます。
その奥に建っているのは阿弥陀堂です。
西本願寺も御影堂と阿弥陀堂が隣り合って建っていますね。
ちなみに四条烏丸にある仏光寺も境内は同じような造りになっています。
3寺とも、浄土真宗のお寺なので、基本が同じなんでしょうね。
ちょっとくらいは白梅も見ておこうと思い、三門を背景に写真を撮っておきました。
でも、やっぱり見ごろの紅梅に目が行きますね。
今度は、阿弥陀堂から紅梅と三門を撮影。
興正寺にいた時間は15分ほどでしたが、梅を十分に楽しむことができたので、そろそろ境内から出ることに。
最後にもう1枚、紅梅の写真を撮影しておきました。
なお、興正寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。