京都市山科区の勧修寺(かじゅうじ)には、芝生が広がるとても開放感のある庭園があります。
勧修寺は、11月になると紅葉が見ごろとなり、芝生とともにきれいなモミジを観賞することができます。
ということで、11月中旬に勧修寺にお参りしてきました。
宸殿付近の紅葉
地下鉄小野駅を出て5分ほど西に歩き勧修寺に到着。
白壁沿いの参道を好む方も多く、春は桜が見事な景色を作り出します。
参道を進み拝観受付に到着。
拝観料は400円です。
それでは庭園内に入ります。
庭園に入ると真っ赤なモミジが目に飛び込んできます。
日当たりの良い場所なので、太陽の光をたくさん浴び、カエデの葉が色鮮やかに紅葉しています。
近くにある建物は、宸殿です。
勧修寺は皇室関係者が代々住職となってきた門跡(もんぜき)寺院。
宸殿は、元禄10年(1697年)に明正天皇から賜った格式の高い建物です。
通路沿いのカエデの葉がきれいに紅葉しています。
まだ若干時期が早いかと思ったのですが、ほぼ見ごろですね。
真っ赤なモミジには青空が似合います。
まだ緑色が目立つ葉もありましたが、様々な色の葉を同時に見るのも、真っ赤なモミジばかりを見るのとは違った趣があります。
本堂の近くにもカエデが多く植えられていますが、密集していて、ちょっと観賞しづらいですね。
なので、少し離れてモミジを見ることに。
本堂近くもまだ青葉が残っていました。
観音堂付近の紅葉
本堂にお参りを済ませた後は、芝生が広がる庭園へ。
勧修寺庭園は、周囲の山々を借景としています。
地面に広がる芝生の延長線上に山を眺めると、まるで、山まで庭園が続いているように思えてきます。
下の写真は、観音堂付近から南東の醍醐山方面を見たものです。
続いては本堂の向こう側を眺めます。
北の方にも山が見えますね。
庭園の西側には、氷室池(ひむろのいけ)が配されており、その手前には休憩所があります。
そちらの方向を眺めると、真っ赤に色付いた一角があったので、後で見に行くことにしましょう。
勧修寺に来たら、必ず見たくなるのが、氷室池越しの観音堂。
池は、枯草で覆われ水面がわからなくなっています。
モミジは1本だけしかありませんでした。
先ほど見た休憩所奥の真っ赤な一角へ。
私が参拝した日は、ここのモミジが最も美しかったですね。
モミジ越しに見る観音堂も見事です。
カエデの葉は光を通しやすいので、逆光で見るのもおすすめです。
この光輝く葉が、とてもきれいです。
最後にもう一度、宸殿近くの紅葉を眺めて庭園から出ることに。
遠くの東山とともに見ると、より美しく眺めることができますよ。
なお、勧修寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。