京都府八幡市の新緑の名所である善法律寺を訪れました。
訪れたのは5月上旬。
それほど大きなお寺ではありませんが、たくさんのカエデが植えられているので、この時期は、境内が緑色の空間になります。
新緑と男山
善法律寺は、京阪電車の八幡市駅から南に15分ほど歩くと到着します。
山門の前に立ち、その向こうの新緑を眺めます。
青々とした葉がたくさん見えますね。
境内に入るには、山門からが普通ですが、今回は駐車場から入ることに。
駐車場付近から見る眺めが、なんとも爽やかなんですよね。
緑色の葉の向こうに見えるのは、男山です。
晴れた日は、特に爽快な眺めになります。
善法律寺は、あまり有名ではありませんので、ご存じない方も多いことでしょう。
でも、歴史的には、なかなか興味深いお寺で、室町時代には、住職の娘が産んだ子が、後に三代将軍足利義満となっています。
義満といえば金閣寺を建てたことで知られていますよね。善法律寺の住職の娘が義満を産まなければ、金閣寺はなかったかもしれません。
境内に入ると、池のそばに五輪塔とお地蔵さんが祀られています。
この五輪塔は、大乗院にあったもので、鎌倉時代に造られたものと伝わっています。
お地蔵さんたちは、カエデの新緑が日差しを遮ってくれて涼しそうな面持ち。
善法律寺に来ると、いつも見たくなるのが、駐車場付近からの男山の眺め。
男山は、それほど高い山ではありませんが、ここからだと、雄大に見えます。
お寺の正面には、道路があり、マンションなんかも建っているのですが、それらに背を向けて、この景色を眺めていると、まるで、未開の山の中にポツンといるような感覚になります。
ツツジとカエデの花
駐車場から境内に入り、本堂へ。
ちなみに本堂には、普段はお参りできません。
カエデの新緑に包まれた境内は、ひんやりとしています。
真っ白なツツジの花も咲いていました。
まだ咲き始めたばかりのようで、花は少なめでした。
膝より下にこの2輪だけが咲いていたので、頭上のカエデばかりを見ていたら気づかなかったでしょうね。
一通り、境内の新緑を観賞したところで、山門から外に出ることに。
山門の近くに植えられているカエデの枝先には、新緑とともに赤色の小さな花もたくさん咲いていましたよ。
カエデの花を見れるのもこの時期ならではですね。
なお、善法律寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。