京都市南区に建つ東寺には、不二桜と呼ばれる立派な桜が植えられています。
例年なら見ごろになるのは、4月10日頃なのですが、2013年は驚きの早さで3月末に見ごろとなりました。
これは、うかうかしていられないと思い、予定よりも1週間程度早く東寺を訪れることに。
五重塔と不二桜
不二桜は、拝観エリアの北側に植えられています。
柵はあるものの拝観エリアの外からでも、不二桜の咲き具合を確認することができます。
やはり、見ごろという情報は本当で、すでに満開となっていました。
受付で拝観料500円を納めて入場。
不二桜は、岩手県盛岡市で育った八重紅枝垂れ桜で、秋田県、三重県を経て東寺に引っ越してきました。
東寺の桜と言えば、この不二桜が最も有名で、ガイドブックでもよく目にしますね。
特に五重塔と一緒に撮影するのが定番で、訪れた方の多くが、不二桜を囲んで記念撮影をしていました。
垂れ下がる枝に付いたひとつひとつの花も大きく見えますね。
私が訪れた日は、空が曇っていて、さらに黄砂の影響か車の排気ガスのせいかわかりませんが、視界が煙っていました。
せっかく満開の不二桜を見ることができたのですが、ちょっと残念な天気でしたね。
境内の桜は、まだ5分咲き程度でしたが、中には見ごろとなっている桜もたくさんあり、場所によっては、桜の花が屋根のように頭上を覆っていましたよ。
ヨシノザクラはあともう少しで見ごろといった状況。
ちなみにソメイヨシノとヨシノザクラはどう違うのかと思って調べたところ、どちらも同じものだということがわかりました。
池の近くの八重紅枝垂れ桜は咲きはじめ。
例年なら、4月に入ってもつぼみだらけなんですけどね。
この八重紅枝垂れ桜を見ても、不二桜の開花がとても早いことがわかります。
私が訪れた時、最もたくさんの花を付けていたのが、池のほとりに植えられた山桜でした。
立派な山桜なんですけど、不二桜ほどは人気がないようです。
東寺は、どこを見ても人がたくさんいるのですが、ほとんど人がいないところが1ヶ所あります。
それは、五重塔の裏側です。
桜も多く植えられているので、東寺に訪れた時は、五重塔の裏の桜もぜひ見てください。
大師堂と三面大黒天
拝観エリアを出た後は、大師堂へ。
こちらにも立派なソメイヨシノが植えられているのですが、ほとんど参拝者がいません。
東寺に訪れた時は、大師堂も見ておかないともったいないですね。
大師堂の近くに建つ三面大黒天のお堂前には、満開の陽光桜。
濃いピンク色の花がとても目立っていましたよ。
なお、東寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。