雲ひとつない青空が広がった10月某日。
京都観光にもってこいの天気となったことから、京都市伏見区の伏見稲荷大社にお参りをしてきました。
晴れた日は、朱色の社殿が一段ときれいに見えるんですよね。
東丸神社に参拝
伏見稲荷大社は、JR稲荷駅を出てすぐの場所に建っています。
大きな鳥居の前には、伏見稲荷大社と刻まれた石柱が立ち、その横にはダイナミックに跳ねている狐がいます。
狐は、何やら金色のものをくわえています。
油揚げでも、くわえているのかと思って近くに寄って見てみると、それは稲穂でした。
伏見稲荷大社の稲荷は、稲生(いねなり)が転じたもので、もとは五穀豊穣の神さまとされていました。
鳥居の前の狐が稲穂をくわえているのは、そういったことと関係があるのでしょう。
ちなみに伏見稲荷大社には、狐がたくさんいますが、口にくわえているものは様々です。どんなものをくわえているか見て回るのも楽しそうですね。
参道のカエデが少しずつ色付き始めています。
そして、楼門をくぐり境内へ。
境内の南には、荷田春満(かだのあずままろ)を祀る東丸神社(あずままろじんじゃ)が建っています。
荷田春満は、江戸時代に伏見稲荷の神官の家に生まれ、国史の研究をしたことで知られています。
学業、受験の神さまとして崇められているので、合格祈願に訪れる方もいらっしゃいます。
東丸神社の手水鉢はピカピカで、ご神水がきれいに透き通っていましたよ。
東丸神社と伏見稲荷大社の本殿の間に立札があったので、近づいて読んでみることに。
この立札の近くに植えられている木の説明ですね。
木は、「なんじゃもんじゃ」というそうです。
なんじゃ、それは。
なんじゃもんじゃの木は、木曽川流域と九州にある珍しい木で、花期は、6月頃だそうです。
大きいものでは、高さ30メートルにもなるのだとか。
伏見稲荷大社のなんじゃもんじゃは、まだ10メートルもなさそうですが、年を重ねるごとにやがて大樹となるのでしょうね。
願かけ鳥居と千本鳥居
朱色が鮮やかな本殿にお参り。
本殿の上の方に目をやると、真っ白な狐がいました。
まだ、改修工事されたばかりなので、全く汚れのない白色ですね。
本殿の横では、願かけ鳥居が置いてありました。
手のひらサイズの小さな鳥居です。
この願かけ鳥居は、本殿の裏に奉納されます。
一体、どれくらいの鳥居がかかっているのでしょうか。
数えるのは大変そうだったので、ざっと見るだけにしておきました。
願い事がかなうと良いですね。
鳥居と言えば、伏見稲荷大社は、千本鳥居と呼ばれる鳥居のトンネルが有名です。
千本鳥居の数もどれくらいあるのかはわかりません。
ぴったり1,000本なのか、それとも、1,000本以上立っているのか、詳細は不明です。
千本鳥居をくぐる前に、その入口近くにある狐の輪も見ておきましょう。
2匹の狐が作っている輪の中にお賽銭を投げ入れることができれば願い事が叶うそうです。
しかし、どうも投げられているのは、お賽銭ではなく、小石ばかりのようです。
千本鳥居を進んでいくと、途中で分かれ道になっています。
右か左かどっちに進むべきなのか。
好きな方でいいですよ。
ゴールは、どっちも同じですから。
分かれ道を進んだ先には、おもかる石が置かれています。
願い事をした後に石を持ち上げ、予想していたよりも軽ければ願い事が叶い、重ければ叶わないと伝えられています。
なので、石を持ち上げる時は、とても重たい石だと予想して持ち上げた方が良いですよ。
ここから先は、お山めぐりとなります。
稲荷山を1周するには2時間かかるので、チャレンジする方は、それなりの覚悟が必要です。
今回、私は、お山めぐりをせずに伏見稲荷大社を後にしました。
ちなみにお山めぐりについては、以下の過去記事で紹介していますので、ご覧になってください。
なお、伏見稲荷大社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。