京都市東山区の智積院(ちしゃくいん)は、9月下旬になると境内でヒガンバナが咲きます。
ガイドブックなどでもヒガンバナの名所として紹介されることがあるので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
2012年は、ヒガンバナの開花がどこも遅めだったので、智積院も例年よりも遅れているのではないかと思い、10月上旬に訪れました。
夏の名残り
京阪電車の七条駅から東に10分ほど歩くと、智積院の門が見えてきます。
境内には、その門ではなく、少し南にある入口から入ります。
夏は、参道脇に多くの花を咲かせていたキキョウも、10月になるとほとんど残っていませんが、まだきれいに咲いているものもありましたよ。
参道を進んでいくと、途中、右側に石段があります。
その石段を下りると、真っ赤なヒガンバナが咲いていました。
ヒガンバナは、何本かをひとまとめにして、参道の周辺何カ所かに植えられています。
石段下には、白い萩も咲いていました。
萩はそろそろ終わりに近づいており、花は少なくなっていました。
再び参道に戻ります。
まっすぐ参道を歩いて行くと、大きな金堂が建っています。
智積院の金堂はいつみても迫力がありますね。
参拝者は、誰でも中に入ってお参りすることができますよ。
金堂へお参りを済ませた後は、裏に回ってみることに。
金堂の右横にある池のハスは、終わっていました。
金堂裏のヒガンバナとアジサイ
金堂裏は、梅雨になると、たくさんのアジサイが花を咲かせます。
10月になると、さすがにアジサイの花は咲いていませんね。
その代わり、ところどころでヒガンバナが咲いていました。
金堂の裏を少しの間、散策していると、ガクアジサイの花が咲いているのを発見しました。
もうほとんど干からびたような状態でしたが、10月になってもまだ花の形を残しているとは思いませんでした。
金堂の裏を散策した後は、参道を戻り、境内の外に向かいました。
入口付近には、背の高いカエデが植えられており、上の方は、少しずつ紅く色付き始めていましたよ。
夏の草花が残っている智積院の境内でしたが、秋は深まりつつありますね。
境内には、カエデの木が思っていたよりも多かったので、11月になると紅葉を楽しめそうです。
また、紅葉が見ごろになった時に訪れたいですね。
なお、智積院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。