京都市東山区に建つ三十三間堂の近くには、養源院と法住寺というお寺があります。
どちらのお寺も春になると、境内の枝垂れ桜が花を咲かせます。
4月7日。
養源院と法住寺の枝垂れ桜がどれくらい咲いているかを見てきました。
養源院
まずは、養源院から。
養源院は、淀殿が父の浅井長政の菩提を弔うために創建したお寺です。
その後、淀殿の妹で、徳川秀忠の妻の崇源院が再興しました。
門をくぐると、緩やかな坂道が拝観受付まで続きます。
境内は、誰でも入ることができますが、血天井を見るには拝観料が必要となります。
ちなみに血天井とは、関ヶ原の戦いの前に東軍に味方した鳥居元忠が、伏見城に立てこもり自刃した際の血の付いた床を天井としたものです。
坂道の途中に植えられている山桜が、満開になっていました。
まさにこの日が見ごろといった感じでした。
満開の山桜とは対照的に拝観受付前の2本の枝垂れ桜は、まったく咲いていませんでした。
この様子だと、いつ咲くのか予想しにくいですが、見ごろを迎えるのは4月14日以降になるのではないでしょうか。
法住寺
養源院の桜を見た後は、お隣の法住寺へ。
法住寺は、後白河法皇ゆかりのお寺です。
お寺の裏には、後白河天皇陵もあります。
法住寺の枝垂れ桜は、境内の中央に植えられています。
近くに寄って見たところ、花は1輪も咲いていませんでした。
しかし、つぼみは少し膨らんでいたので、そろそろ開花しそうですね。
こちらも見ごろは、4月14日以降になりそうです。
法住寺には、お堂の奥にもソメイヨシノが植えられています。
4月7日時点では、大体3分咲きから5分咲き程度といった感じでした。
桜には、まだ早かったですが、椿は見ごろを迎えていました。
法住寺の椿は変わっていて、木の下の方に咲いている花は赤色で、上の方に咲いている花は絞りが入っていました。
背はあまり高くないのですが、花が大きいので、とても華やかに見えました。
ただ、近くに寄って見ると、絞りが入った花は、全体的に汚れが目立っていました。
でも、赤い花は、汚れが少なくきれいに咲いていました。
この椿が、枝垂桜の見ごろまで咲き続けると、境内が一層華やかになりますね。
養源院と法住寺に訪れた後は、外から三十三間堂を少しばかり覗いてみました。
境内の北側の枝垂れ桜は、見ごろを迎えていました。
柵の間から見たので、よく確認できなかったのですが、他にも椿のような白い花もたくさん咲いていました。
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