京都市東山区の三十三間堂の近くに法住寺というお寺が建っています。
この地は、もともと平安時代末期に後白河法皇の院御所があった場所で、法皇が亡くなった後、後白河天皇陵を守護するために法住寺が建てられました。
この法住寺には、梅が植えられています。
私は過去に何度か訪れたことがあったのですが、最近になるまで境内に梅が植えられていることを知りませんでした。
ということで、どのような種類の梅が何本あるのか知りたくて、3月6日に法住寺を訪れてきました。
竜宮門付近の紅梅
法住寺の前に到着すると、竜宮門の近くに紅梅を見つけました。
色の濃い紅梅で、ぱっと見た感じでは5分咲き程度まで花が咲いていました。
遠目で見ると花が少なく思えたのですが、近くに寄って見ると、枝にたくさん花が付いているのがわかりました。
八重咲きの紅梅を見ていると、梅干しを想像してしまい、口の中が酸っぱくなってきます。
つぼみが、まだたくさん残っているので、これからもっと華やかになりそうですね。
見ごろには遠い白梅と枝垂れ梅
紅梅から10メートルほど左に行くと、今度は白梅がありました。
しかし、白梅は、まだ咲き始めの状態で、枝にはほとんど花が付いていません。
近くに寄ってみると、咲いている花も、本当に今さっき咲きだしたような感じで、まだ花弁が開き切っていませんでした。
見ごろはまだ先のようですね。
境内に入り、身代不動明王にお参りを済ませた後、梅見を再開。
しかし、境内を見渡してみても梅らしき木は見当たりません。
と思ったら、ありました。
山門の近くに枝垂れ梅が。
でも、花は咲いていないようですね。
近くに寄って、垂れ下がっている枝の先を見ると、赤く膨らんでいるつぼみがたくさんありました。
この枝垂れ梅の見ごろは、先ほどの白梅よりも遅くなりそうですね。
最後に枝垂れ梅のそばにあったピンク色の椿の写真を1枚。
梅や桜の時期は、椿もきれいに咲く頃なので、梅の名所や桜の名所に訪れた際は、椿も探してみてはいかがでしょうか。
3月6日の状況から予想すると、竜宮門近くの紅梅は10日くらいに見ごろを迎えているでしょう。
また、白梅は15日頃、枝垂れ梅はそれよりも遅く見ごろを迎えそうですね。
なお、法住寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。