叡山電車に乗って、三宅八幡駅へ。
この辺りは、京都市の中でも静かな地域なので、騒がしくないところをのんびりと観光したい方におすすめです。
特に初夏の新緑の時期は、三宅八幡駅から北東に10分ほど歩いた場所に建つ蓮華寺を静かに拝観することができます。
庭園の周囲は新緑だらけ
三宅八幡駅を出て、蓮華寺に向かっていると、目の前に比叡山が現れ、すがすがしい気分にさせてくれます。
高野川の透明な流れも、心を落ち着かせてくれますね。
蓮華寺は、紅葉の名所として知られています。
もちろん紅葉の名所ということは、この時期、美しい新緑を見ることができます。
蓮華寺に到着すると、思ったとおり、入り口は青々とした新緑に覆われていました。
門をくぐると、緑色の空間が広がります。
受付で、拝観料を納めて、建物内へ。
蓮華寺は、江戸時代前期に加賀藩の今枝近義が祖父の菩提を弔う為に再興したお寺で、境内には、石川丈山の作と伝えられている池泉回遊式庭園があります。
新緑に包まれた庭園を縁側に座って、のんびりと眺めていると、なんとも贅沢な時間を過ごしているような気分になりますね。
池の中心よりやや手前には、舟の形をした舟石がぽつんと置かれており、その奥には、鶴石と亀島が配されています。
蓮華寺に訪れて、しばらくの間は、友人と2人だけの貸し切り状態だったのですが、10分くらいすると、拝観者の方が数名、部屋に入ってきました。
それにしても池の周囲には、緑色の葉を付けたカエデが盛りだくさんです。
池の中を泳ぐ、鯉達も涼しそうですね。
黒と白の鯉が寄り添って泳ぐ姿は、本当に気持ち良さそうです。
縁側で寛いだ後は、本堂にお参り。
本堂付近の地面は苔で覆われており、新緑とともに濃い緑色の空間を作り出しています。
木々の間からこぼれる太陽の光に照らされた新緑は、自分から輝いているようです。
本堂の扉の下には、網で囲まれたセミがいます。
「お立ち寄り処・ふう」さんの 関西旅行7 京都(修学院周辺)の記事によると、このセミは、魔除けの役割を果たしているそうです。その理由は、上の記事で解説されています。
本堂にお参りした後は、そこから庭園を眺めてみました。
ここからの眺めも良いのですが、やはり、縁側に座って眺めた方が落ち着きますね。
境内を一通り散策した後、再び貸し切り状態になったことから、縁側で10分ほどのんびりとしてから、蓮華寺を後にしました。
なお、蓮華寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。
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蓮
rikidrian