城南宮七草粥の日2011年

毎年2月11日は、京都市伏見区の城南宮で七草粥を召し上がることができます。

七草粥と言えば、1月7日に食べるものですが、城南宮では旧暦の1月7日に近い2月11日を「城南宮七草粥の日」と定めており、この日に参拝すると七草粥を召し上がることができます。

と、いうことで私も城南宮に七草粥を食べに行ってきました。

寒い雪の日に体を温めてくれる七草粥

この日は、夜中から朝にかけて雪が降ったため、京都はかなり冷え込みました。

城南宮の本殿にも雪が積もっていました。

雪が積もった本殿

雪が積もった本殿

神前に春の七草が供えられ、無病息災、延命長寿を祈願します。

供えられた春の七草の脇には、七草粥の案内板が立っています。

七草粥の案内

七草粥の案内

どうやら七草粥は、鳥居の南側にある斎館の中で召し上がれるようです。

やはり、この日は七草粥が目的で参拝された方が多いようで、斎館に向かう参拝者の数が普段よりも多め。

斎館

斎館

斎館に入ってすぐの場所で、七草粥の券をいただきます。

一膳450円。

そして、奥へと進み係の方に券を渡すと七草粥が出てきます。

斎館内は、混んでいましたが、満席ではなく、待たずに席につくことができました。

それでは、さっそく七草粥をいただきます。

七草粥

七草粥

温かい七草粥は、寒い雪の日にはぴったり。

冷えた体もポカポカと温かくなってきます。

塩加減が絶妙で、味は濃くもなく薄くもなく、ちょうど良い味付けです。

細かく刻まれた七草もシャキシャキとしています。ただ、七草は少なめです。もうちょっと入っていて欲しかったですね。

半分ほど食べたところで、茶碗の中に白い物体を発見。

スズナかスズシロをサイコロ状に切ったのかと思ったのですが、口の中に入れると柔らかい食感。

どうやら餅のようです。

普段、七草粥に餅を入れないので、新鮮な感覚でした。

七草粥を食べ終わって、体が温まったところで、神苑の散策へ。

神苑北西の春の山には、春の七草が植えられていました。

春の七草

春の七草

城南宮の七草粥は、神苑内で栽培されたものを使用していたのでしょうか。

神社の方に伺っておけばよかったですね。

ちなみに春の七草は、下のように五七五七七のリズムに従うと覚えやすいですよ。

せりなずな すずなすずしろ ほとけのざ

ごぎょう はこべら 春の七草

2月に七草粥を食べると、1月7日に戻ったような気がします。

毎月食べれば、新年のフレッシュな気持ちを1年中持続できるかもしれませんね。

なお、城南宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

宿泊