毎年2月11日は、京都市伏見区の城南宮で七草粥を召し上がることができます。
七草粥と言えば、1月7日に食べるものですが、城南宮では旧暦の1月7日に近い2月11日を「城南宮七草粥の日」と定めており、この日に参拝すると七草粥を召し上がることができます。
と、いうことで私も城南宮に七草粥を食べに行ってきました。
寒い雪の日に体を温めてくれる七草粥
この日は、夜中から朝にかけて雪が降ったため、京都はかなり冷え込みました。
城南宮の本殿にも雪が積もっていました。
神前に春の七草が供えられ、無病息災、延命長寿を祈願します。
供えられた春の七草の脇には、七草粥の案内板が立っています。
どうやら七草粥は、鳥居の南側にある斎館の中で召し上がれるようです。
やはり、この日は七草粥が目的で参拝された方が多いようで、斎館に向かう参拝者の数が普段よりも多め。
斎館に入ってすぐの場所で、七草粥の券をいただきます。
一膳450円。
そして、奥へと進み係の方に券を渡すと七草粥が出てきます。
斎館内は、混んでいましたが、満席ではなく、待たずに席につくことができました。
それでは、さっそく七草粥をいただきます。
温かい七草粥は、寒い雪の日にはぴったり。
冷えた体もポカポカと温かくなってきます。
塩加減が絶妙で、味は濃くもなく薄くもなく、ちょうど良い味付けです。
細かく刻まれた七草もシャキシャキとしています。ただ、七草は少なめです。もうちょっと入っていて欲しかったですね。
半分ほど食べたところで、茶碗の中に白い物体を発見。
スズナかスズシロをサイコロ状に切ったのかと思ったのですが、口の中に入れると柔らかい食感。
どうやら餅のようです。
普段、七草粥に餅を入れないので、新鮮な感覚でした。
七草粥を食べ終わって、体が温まったところで、神苑の散策へ。
神苑北西の春の山には、春の七草が植えられていました。
城南宮の七草粥は、神苑内で栽培されたものを使用していたのでしょうか。
神社の方に伺っておけばよかったですね。
ちなみに春の七草は、下のように五七五七七のリズムに従うと覚えやすいですよ。
せりなずな すずなすずしろ ほとけのざ
ごぎょう はこべら 春の七草
2月に七草粥を食べると、1月7日に戻ったような気がします。
毎月食べれば、新年のフレッシュな気持ちを1年中持続できるかもしれませんね。
なお、城南宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。