2011年1月は、京都を寒波が襲いました。
各地で雪が降り、地面が真っ白になるほど積もる地域もありました。
こういう寒い冬は、あまり散策に出かけたくないのですが、しかし、寒い日だからこそ見れる景色もあるので、京都市北区にある今宮神社にお参りに行くことに。
社殿の北側に残る雪
今宮神社は、疫病が流行する原因は悪霊の仕業と考えられていた平安時代にその霊を鎮めるために行われた御霊会(ごりょうえ)の神殿として創建されました。
今宮神社で行われる「やすらい祭」は、疫病が流行しやすくなる4月にそれを鎮めるために行われるようになったそうです。
時期は異なりますが、風邪やインフルエンザがはやる寒い時期にお参りしてもご利益がありそうですね。
今宮神社の南に建つ朱色の楼門の屋根の上には、少しだけ雪が残っています。
訪れた日は1月17日です。
前日に雪が降りましたが、道路にそれほど雪が残っていなかったので、今宮神社の境内も雪が解けてしまっているのではないかと思いました。
しかし、境内に入ってみると、まだまだたくさんの雪が残っています。
本殿の前の地面は真っ白な雪。
特に本殿の正面は、ひもで囲まれており、その中に入れないようになっているので、雪が全く荒らされていませんでした。
しかし、太陽の日差しを遮るものがない本殿の屋根は、完全に雪が解けていますね。
本殿に参拝した後、何気に後ろを見ると拝殿の屋根が真っ白な雪で覆われていました。
拝殿だけでなく、全ての建物の屋根の北側は、雪が解けずに残っています。
境内の中でも雪が残っているのは、建物の影になって太陽の光がさえぎられている部分でした。
同じ場所で、北側の雪が残る風景と南側の雪解けの風景を一度に観ることができるのは、なかなか興味深いですね。
今宮神社に訪れたら、阿呆賢(あほかし)さんと呼ばれる直径30cmほどの石を持ち上げてみましょう。
まず、石を軽く3回手の平で叩いて持ち上げます
次に願い事をしながら石をやさしく撫でます。
そして、もう一度石を持ち上げた時に軽くなっていると願いが叶うと伝えられています。
もちろん私も持ち上げてみましたよ。
残念ながら2回とも重さは変わりませんでした。
境内にある末社にもお参り。
その中の若宮社には、ネコがいました。
目が合ったまま動きません。
しかし、近付くとやはり逃げて行きました。
きっと、境内に雪が積もっているせいで動けず、社殿で日差しを浴びて体を温めていたのでしょう。
大徳寺も雪
今宮神社の参拝後、東の門から境内を出て、あぶり餅屋さんを通り過ぎ、近くの大徳寺へ。
大徳寺境内も所々に雪が残っていました。
国宝の唐門を観ようと思ったのですが、一般公開はしていないとのこと。
ただ、観光バスのツアーで訪れると唐門を拝観できるようです。
なので、唐門はまたの機会に拝観することにします。
なお、今宮神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。