平野神社の遅咲き桜・2016年

4月中旬。

京都市北区の平野神社に参拝してきました。

平野神社には、3月末に夜桜を見に行ったのですが、今回は遅咲きの桜を愛でるためにお参りしました。

すでにソメイヨシノは散っている頃ですが、平野神社には様々な種類の桜が植えられているので、この時期に参拝しても境内はたくさんの桜が咲いていて、とても華やかです。

本殿付近の遅咲きの桜が見ごろ

平野神社の最寄り駅は、京福電車の北野白梅町駅です。

駅からは、北に5分も歩けば平野神社に到着します。

JRだと円町駅から北に徒歩約15分ですね。

平野神社の鳥居は、南西にもありますが、今回は東側の鳥居から境内に入ります。

平野神社

平野神社

鳥居の脇の枝垂れ桜は、盛りを過ぎてはいたものの、まだ見ごろを保っています。

鳥居をくぐって参道を進むと、黄緑色の花を咲かせるウコンが見ごろを迎えていました。

ウコン

ウコン

ウコンは、遠くからだと花と葉がわかりにくいですが、近寄れば、黄緑色をした桜の花だとわかりますよ。

ウコンの近くで咲く楊貴妃(ようきひ)。

楊貴妃

楊貴妃

八重の花を咲かせる楊貴妃は、開花時期が4月中旬から下旬です。

薄紅色の花びらが、チラホラと散っていましたが見ごろですね。

神門をくぐり本殿へ。

そして、お参りです。

本殿

本殿

本殿の右側にある桜は、大内山です。

大内山

大内山

4月上旬が開花時期なので、下の方の花が若干散っていました。

それでも、上の方にはたくさんの花が残っており、満開と言える咲き具合です。

枝にびっしりと花が咲くので、とても華やかな桜であります。

こちらは、平野妹背(ひらのいもせ)。

平野妹背

平野妹背

開花時期は4月上旬から下旬。

その名のとおり、平野神社の代表的な桜です。

4月下旬に見ごろとなる突羽根(つくばね)。

突羽根

突羽根

まだ咲き始めて間もなかったです。

二尊院普賢象(にそんいんふげんぞう)に似ていますね。

黄緑色の花を咲かせる御衣黄(ぎょいこう)。

御衣黄

御衣黄

ウコンよりも、花の色がやや濃いですね。

見ごろ時期は、4月下旬ですから、さらにたくさんの花を咲かせるでしょう。

淡い紅色の花を咲かせた朱雀(すざく)。

朱雀

朱雀

八重咲きですが、一重のような感じの半八重咲きです。

枝先に垂れ下がるように花を咲かせているのは一葉(いちよう)です。

一葉

一葉

花の中心部に葉状の雌しべがあります。

花の色がやや濃い八重桜のおけさ。

おけさ

おけさ

いったいどれだけ花弁がついているのかわからないほど、ギュッと詰まった花が咲きます。

桜苑にも行ってみましょう。

すでに枝垂れ桜は見ごろを過ぎ、代わりに赤い八重の花を咲かせる関山(かんざん)が咲き始めていました。

桜苑

桜苑

関山は、まだ見ごろ前でしたが、濃い赤色の花を咲かせることから、他の桜が散ってても桜苑の中は華やかさを維持していました。

3つ目の黄緑色の花を咲かせる桜。

これは、須磨浦普賢象(すまのうらふげんぞう)です。

須磨浦普賢象

須磨浦普賢象

一般的な普賢象は、薄紅色の花が下向きに咲き、花の中心から細い雌しべが2本出ています。

その雌しべが、普賢菩薩が乗るゾウの鼻に似ていることから普賢象と名付けられました。

須磨浦普賢象は、桜苑の中の西側に植えられています。

花が緑色なので、木の葉とまちがえそうですが、木に「須磨浦普賢象」と書かれた板が架かっているので見つけ出せると思いますよ。

平野神社は、4月いっぱい桜を楽しむことができます。

ソメイヨシノが散っても、まだまだ桜を見たいという方は、平野神社に参拝してはいかがでしょうか。

なお、平野神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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