毎年秋になると京都御所の一般公開が行われます。
2010年は、11月17日から21日まで一般公開が行われるということなので、18日に拝観してきました。
という訳で、今回は京都御所の秋の一般公開の模様を紹介します。
庭園の紅葉が見頃
一般公開の入り口は、御所の西側にある宜秋門です。
ここで手荷物検査が行われた後、入場です。

宜秋門
拝観順路は反時計回り。
御車寄や諸大夫の間などを観て、御所の南の承明門へと到着。
鮮やかな朱色の門で、その向こうには、京都御所の中で最も格式の高い紫宸殿(ししんでん)が建っています。
紫宸殿は、門越しに全体を見ることができないほど大きな建物です。

承明門越しに見た紫宸殿
承明門を過ぎると、御所の一番東側の建春門付近の広い敷地に到着します。
一部紅葉している木があったので、近くに観に行くことに。

建春門付近
なかなかいい色に紅葉しています。

建春門付近の紅葉
しかし、この頃になると空が曇りだし、ぽつぽつと雨が降ってきました。
晴れていれば、もうちょっと鮮やかに紅葉を写すことができたのですが。
建春門付近を散策した後は、紫宸殿へと向かいます。
その前に、紫宸殿への入り口の日華門に活花が展示されていたので、観ていくことに。
活花は、大本山大覚寺嵯峨御流、御寺泉涌寺月輪未生流、総本山仁和寺御室流の3つがならんでいました。
下の写真は、御室流の活花です。

御室流の活花
活花の後は、いよいよ紫宸殿の拝観です。
近くで見ると迫力があります。
左近の桜が、かなり小さく見えますね。

紫宸殿
紫宸殿を拝観した後は、清涼殿、小御所と進んでいきます。
下の写真は小御所です。

小御所
幕末の慶応3年(1867年)12月に王政復古の大号令がなされ、その後、土佐藩の山内容堂が暴れた小御所会議が開かれたのが、この建物です。
小御所の前には、御池庭があります。

御池庭
御池庭のカエデもいい色に紅葉していました。
小御所を拝観した後は、御学問所、御常御殿と拝観し、御内庭へと進みます。
この頃になると再び空が晴れてきました。
御内庭のカエデは、深い色に紅葉していました。

御内庭の紅葉
御内庭を拝観した後は、御三間を観て、出口の清所門へと向かいます。
出口付近から振り返って、もう一度、京都御所内を眺めると空がすがすがしく晴れていました。

出口付近
2009年は、この後に御所の北側の皇后御常御殿も拝観できたのですが、今年はこれで終了です。
2009年に比べると少し物足りなく感じましたが、それでも、紅葉の時期と重なったので、十分に満足できました。
拝観時間は約1時間です。
なお、京都御所の詳細については以下のページを参考にしてみてください。