真夏の最高気温が35度を記録する猛暑の中、京都御苑内にある茶室の拾翠亭(しゅうすいてい)に行ってきました。
この時期になると拾翠亭では、サルスベリが見頃を迎えます。
真夏でもクーラーいらずの部屋
拾翠亭は、京都御苑内の南西に位置しており、地下鉄丸太町駅から5分ほど歩くと到着します。
拝観料は100円と良心的。
ただ、金曜日と土曜日しか拝観できないのがちょっぴり残念です。
入り口で拝観料を納め、まずは1階の控えの間と広間へと向かいます。
広間は10畳の広さがあり、その先には広縁が設けられています。
広縁からは、拾翠亭の東に広がる九條池と高倉橋を眺めることができます。
もちろん、広縁からはサルスベリを見ることもできます。
ピンク色の山盛りの花がきれいです。
サルスベリの花を見ているとイチゴ味のフローズンが食べたくなってきますね。
拾翠亭は、2階建てとなっており、拝観時は2階にも上がることができます。
こちらの方が1階よりも爽快感がありますね。
爽快感と言えば、2階の座敷は西側の壁以外すべて障子が開けられているので、風が吹き抜けて涼しいです。
これだけ風が室内に入って来れば、クーラーも扇風機も不要。
あまりの涼しさに畳の上に寝転びたくなりましたが、それはマナー違反なので、座ったまま心地よい風を体に浴びていました。
建物の外を散策
2階でクールダウンした後は、拾翠亭の外を散策。
拾翠亭の北側には小さな四阿という建物があります。
四阿の中からも九條池を眺めることができます。
庭の南側に移動するとさっきまでゆっくりしていた拾翠亭の外観を見れます。
南側から見た拾翠亭は、なかなか美しい形をしていますね。
拾翠亭の中から九條池を眺めている時に気になっていたことがあります。
それは、池に架かる高倉橋を人が歩いていたことです。
拾翠亭の庭園を北に行っても四阿のあたりで行き止まり。逆に南に行っても目の前に広がる九條池が邪魔して、高倉橋に行けません。
どうやら、高倉橋に行くには、一旦拾翠亭の敷地の外に出る必要があるようです。
拾翠亭を出て、北に行くと厳島神社が建っていますが、その少し東に九條家の邸宅跡の立札があります。
ここから高倉橋を渡ることができます。
そして、高倉橋の上から拾翠亭を眺めることに。
これは、なかなかいい眺めです。
高倉橋は、拝観料を納めなくても渡ることができるので、ここから拾翠亭とサルスベリを観れるのはお得感がありますね。
サルスベリは、拾翠亭だけでなく、京都御苑内に何本か植えられています。
なので、京都御苑に行けば、拾翠亭の拝観日以外でもサルスベリを観ることができますよ。
また、京都御苑内は、木がたくさん植えられているからなのか、京都市街の道路の日陰を歩くよりもかなり涼しいです。
夏の京都観光の際に、どこかで涼みたくなったら、京都御苑内の木陰で休憩するのもいいですよ。
なお、拾翠亭の詳細については以下のページを参考にしてみてください。