満開の桜のトンネル・背割堤

2010年4月5日。

どうやら八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)と背割堤の桜が満開になっているようなので、午後から訪れてみることに。

石清水八幡宮も背割堤も、京阪電車に乗車し、八幡市駅で降りれば行くことができます。

どちらも3月下旬に訪れているので、まず、以下の記事をご覧になってから、今回の記事を読んでいただくと桜の咲き具合の違いがわかりますよ。

石清水八幡宮の桜

まず、最初に訪れたのは、石清水八幡宮です。

天気は、曇りのち晴れ。石清水八幡宮に到着した時は、まだ曇りでした。

通常は、京阪八幡市駅からケーブルカーに乗って、山上に行くことになるのですが、私は八幡宮の裏手から山上の駐車場側から入場しました。

山上の駐車場は、ソメイヨシノが満開。

石清水八幡宮山上の駐車場付近

石清水八幡宮山上の駐車場付近

しかし、車が多くて桜だけを写すことが難しく、上のような遠目の写真になってしまいました。

山上の駐車場には、エジソンの記念碑があり、その左側には立派なソメイヨシノが植えられています。ソメイヨシノが散り始めると右側の八重桜が咲き始めます。

エジソン記念碑と満開の枝垂れ桜

エジソン記念碑と満開の枝垂れ桜

少しずつ姿を消しつつある白熱電球をエジソンが発明する際、八幡の竹をフィラメントとして使用したそうです。

完全にLEDにとって代わられても、この記念碑は残ってほしいです。

駐車場の桜を満喫した後は、展望台へ移動。

石清水八幡宮の展望台からは、京都タワーが見えます。他にも伏見桃山城や木津川、宇治川、淀川も見えます。

ちなみに木津川、宇治川、桂川が八幡市で合流して淀川になります。地図を見ると桂川が最後に合流している辺りは大阪府枚方市となっていますね。

展望台にも桜が何本か植えられており、その近くで観光客の方が京都の街を背景に記念撮影をしていました。

展望台からは、背割堤も眺めることができます。

ここで、桜の咲き具合を確認。

展望台から眺めた背割堤

展望台から眺めた背割堤

展望台から、背割堤の桜が満開であることを確認して、下山開始。

体力に自信がない方はケーブルを使ってください。

約10分かけて下山。

下の駐車場の桜も満開です。

特に駐車場近くの太鼓橋(安居橋=あんごばし)周辺の桜が見事。

太鼓橋付近も桜が満開

太鼓橋付近も桜が満開

3月26日に来た時は、つぼみばかりでしたが、この日は完全に見頃を迎えていました。

枝にびっしりと桜の花が張り付いているみたいです。

桜の花の大渋滞

桜の花の大渋滞

八幡市駅からケーブルで山上に向かう方は、その前に太鼓橋から先に訪れた方がいいですね。

ケーブルの往復だと、うっかり見忘れてしまうかもしれませんので。

背割堤の桜のトンネル

太鼓橋の桜を観た後は、約10分かけて背割堤へ。

春の桜の時期は、大勢の方が背割堤に向かうので、駅から行列について行けば自然とたどり着きます。

御幸橋を渡っている時から、満開の桜のトンネルが目に飛び込んできました。

それにしてもまだ天気は曇り。

御幸橋から見た背割堤の桜

御幸橋から見た背割堤の桜

背割堤の入り口に到着すると右手に1本の枝垂れ桜があります。

入口付近の枝垂れ桜

入口付近の枝垂れ桜

そして、入口にはたくさんの観光客の方が殺到。

これだけ人が多いと混雑しそうなのですが、背割堤は全長1.3kmもあるので、意外とトンネルの中は渋滞しません。

桜のトンネルへの入り口

桜のトンネルへの入り口

いざ、桜のトンネルへ。

と、思いましたが、3月26日に見た背の低い桃の木を先に見に行くことに。

桃の木

桃の木

桃の花が半分くらい散って、緑の葉に変わりつつあります。来年は、今よりも背が高くなっていることでしょう。

そして、今度こそ本当に桜のトンネルへ。

背割堤の桜のトンネル

背割堤の桜のトンネル

入口付近の人の数からすると、もっとたくさんの方がいそうに思いますが、意外と少ないのが背割堤のいいところです。

もともと背割堤は、松林だったのですが、マツクイムシの被害に遭って枯れてしまったため、昭和50年(1975年)にソメイヨシノを200本以上植えて今の姿になっています。

のんびり20分ほど歩いて桜のトンネルの西の端に到着。

ここまで来ると人はかなり少なくなっていました。

背割堤の西の端

背割堤の西の端

行きは桜のトンネルの中を歩いてきましたが、帰りは、南側の遊歩道を歩いて戻ります。こうすることで、同じ桜でも違う味わい方ができるので、おすすめです。

ちなみに北側を歩いて帰ることもできますが、堤防が南に沿っているので、北側からだと視界に入る桜が少なくなってしまいます。

逆に南側よりも人が少ないので、静かに桜を観賞したい方は、北側がいいかもしれませんね。

トンネルの下から見る桜は、ボリュームがあって圧巻です。

河原の遊歩道から眺めた桜のトンネル

河原の遊歩道から眺めた桜のトンネル

これだけ、ボリュームがある桜並木は京都市内では見たことがありません。

山科疎水の桜哲学の道の桜も見事ですが、ボリュームという点では背割堤の方が勝っていますね。

近くに寄るとボリューム満点

近くに寄るとボリューム満点

この満開の桜が、風に吹かれて散る姿も風情があります。その頃に訪れるのもおすすめです。

入口まで戻ってきたところで、もう1枚桜のトンネルを撮影。

帰る前にもう1枚撮影

帰る前にもう1枚撮影

帰る頃に空が晴れてきました。

もう少し早く晴れてくれれば、良かったんですが。

なお、晴天の日の背割堤の桜の写真は、「THE PHOTO DIARY by CANON」さんの桜! 背割堤の記事をご覧ください。午前中に訪れたようで、人があまり写っていない桜のトンネルの写真が掲載されていますね。

さらに早い時間の写真は、「京都写真(Kyoto Photo)」さんの背割堤(淀川河川公園 背割堤地区)の記事をご覧になってください。まだ薄暗い背割堤の桜が幻想的です。日が昇った後の桜の写真もさわやかですね。

ソメイヨシノの桜のトンネルを観に行くなら、ぜひ八幡市の背割堤を訪れてください。

満足されない方は、いないと思いますよ。

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