東山区の建仁寺の近くに恵美須神社という神社が建っています。
恵美須神社という名前からも想像できるように商売繁盛のご利益があると言われています。
暴風雨から栄西を守った恵美須さん
恵美須神社は、建仁寺の創建時に境内に恵美須神を祀ったのが始まりとされています。
では、なぜ建仁寺の境内に恵美須神を祀ったのでしょうか。
建仁寺は、宋の国から茶種を日本に持ち帰った栄西(ようさい)が創建した寺院です。
栄西は、宋から日本に帰国する際、暴風雨に遭い、遭難しそうになりましたが、海上に恵美須神が現れて、栄西を暴風雨から守ったそうです。
そして、栄西は帰国後、建仁寺創建にあたり、その鎮守社として恵美須神を祀ったのです。
なお、栄西とお茶の話については、下記の記事をご覧ください。
恵美須神社に参拝
恵美須神社は、建仁寺から少し南に歩くと行くことができます。
道路に面した鳥居をくぐると中にもうひとつ鳥居があります。
二つ目の鳥居には、満面の笑顔の恵美須さんが参拝者を迎えてくれます。この笑顔を見るとなんか幸せな気持ちになります。ぜひ、見に行ってください。
鳥居の先には拝殿がありますので、ここで商売繁盛を祈願。
「美美的日記」さんの京都 恵美須神社へお参りの記事では、拝殿でお参りをした後、その横にまわり、板を叩いて恵美須さんにお願いを聞いてもらうと紹介されています。
その理由については、「美美的日記」さんでご確認ください。
大きなマグロのお供えの写真も掲載されていますよ。
鳥居をくぐった右手には、名刺塚と財布塚が並んで置かれています。
名刺も財布も出世やお金に関わる大事なものなので、祀られているとか。
商売繁盛のために名刺塚と財布塚にもお参りしておきましょう。
恵美須神社の境内には、福々しい恵美須さんの像もあります。
こちらの恵美須さんも見ているだけで楽しくなってきますね。
恵美須神社の境内には、他にも多くの摂社や末社が祀られています。
その中でも岩本社は、平安時代の歌人の在原業平(ありわらのなりひら)を祀っているそうです。
文学関係の仕事をしている方にご利益がありそうですね。
また、恵美須神社は、十日えびすも有名ですね。
毎年1月10日は、恵美須さんの誕生日ということで、恵美須神社でお祭りが催されます。
1年の商売繁盛を祈願したい方は、十日恵美須に行くと良さそうですね。
なお、恵美須神社の詳細については、下記のページを参考にしてみてください。