保津川の開削で仕事を奪われた丹波の馬借

京都府亀岡市から保津川の急流を下る保津川下りは、観光客にとても人気があります。 その保津川は、古くから京都への物資の輸送に利用されてきました。 材木を筏に組んで嵐山の渡月橋付近まで流し、それを京都に運んで建築資材として使っていたんですね。 江戸時代初期の慶長9年(1604年)には、角倉了以(すみのくらりょうい)が、保津川の開削を計画し、さらに物資を輸送しやすくしました。

龍安寺石庭の15個の石を同時に見ることができるか?

京都市右京区の龍安寺の方丈の前には石庭が配されています。 この石庭は、白砂の波紋と15個の石からなり、虎の子渡しの庭や七五三の庭などと呼ばれています。 石庭に置かれた15個の石は、どんなに頑張っても14個までしか同時に見ることができないと言われています。 実際のところは、どうなんでしょうか。 これは、石庭を見に行って、石を数えてくるしか確かめようがありません。

七条大橋の矢車模様の高欄

京阪電車の七条駅の改札を出て地上に上がると、西側を鴨川が流れています。 そのため、七条通から西の京都駅に行くためには、鴨川に架かる七条大橋を渡る必要があります。 鴨川には、三条大橋や五条大橋など、多くの橋が架かっています。 三条大橋は、幾度か架け替えが行われていますが、歴史によく登場しており、鴨川に架かる橋の中では有名ですね。 一方、七条大橋も立派な橋なのですが、歴史に登場することが少ないです。 それもそのはず、七条大橋は、近代に架けられた橋なので、京都の長い歴史から見れば、つい最近登場した橋なのです。

梅雨に参拝した六角堂・2020年

6月下旬に京都市中京区の六角堂に参拝しました。 六角堂は、京都のビジネス街である烏丸御池から近く、ビジネスマンやOLの方のちょっとした憩いの場となっています。 地元の方のお参りも多く、境内は、ほっと一息つける雰囲気がありますね。