京都市左京区に大蓮寺というお寺が建っています。
寺名に蓮の文字が入るようにこのお寺は、夏になるとたくさんのハスが花を咲かせます。
7月末。
蓮を見に大蓮寺を訪れました。
狭い境内にぎっしり植えられたハス
大蓮寺は、地下鉄三条京阪駅から北東に10分ほど歩いた辺りに建っています。
この付近は、たくさんのお寺が建っていますが、ほとんどが観光寺院ではないため、門を閉ざしています。
大蓮寺の入口に到着。
門の外からでも青々とした大きなハスの葉が見えます。
大蓮寺は、慶長年間(1596-1615年)に専蓮社深誉が創建したお寺です。現在の本堂は、近年改築されたものです。
境内に入ると本堂の前は、たくさんのハスで埋め尽くされていました。
大蓮寺の境内は、あまり広くないのにこれだけのハスが植えられているとは驚きです。
ハスの葉をかき分けるように本堂に向かおうとしたら、足元に小さな狛犬がいました。
身長15cmくらいです。
余りの小ささのため、気づかずに蹴飛ばしてしまいそうになります。お参りの際は十分に注意しましょう。
本堂にお参りした後は、境内のハスを観賞することに。
満開のハスの花が上下に並んでいます。
上の花は、日差しを受けて暑そうです。
下の花は、上の花の影になって涼しそうですね。
まるで日傘をさしているようです。
全体的に薄ピンク色の花が多めです。
開き始めたハスの花は、ワイングラスのようですね。
藤壺蓮という名のハスの花もありました。
まだ花弁が開いておらず、桃のような形をしていました。
こちらは、まずまず開いています。
若干、花弁がしおれてきていますが、まだみずみずしさを保っています。
膝くらいの高さしかないハスもありました。
花は一輪しか咲いていませんでしたが、黄色く光り輝いているようで印象的でした。
この日、一番きれいに咲いていたハスの花に近寄って撮影。
やや開き具合が悪く思えますが、人の都合に合わせて咲くわけじゃないですから、多くを望んではいけませんね。
最後にもう一度境内全体を眺めて、大蓮寺を後にしました。
大蓮寺は、観光寺院ではないため、知っている方は少ないはずです。
私が訪れた時は、誰も境内にいませんでしたので、ハスを独り占めすることができました。
静かにハスを観賞したいと思っている方は、大蓮寺にお参りしてみてはいかがでしょうか。