京都市左京区の南禅寺境内に建つ水路閣の向こうには何があるのか。
ふとそんなことを思い、水路閣の奥へと進んでいきました。
サラサラと流れる小川に沿うように続く道。どうもこのまま進んでいくと、山の中へ入っていきそうです。
山の入口付近にお寺を発見。
こんなところにお寺があるとは、知りませんでした。
縁結びの松
お寺の名前は、最勝院。
お寺の入口に説明書があったので読んでみることに。
最勝院が建つ地は、鎌倉時代に駒道智大僧正が、隠棲した場所です。
彼は、幼い時に比叡山に入り、天台密教の教えを極め、その後、三井寺や禅林寺(永観堂)に入りました。晩年、世を厭い、この地に隠棲したそうです。
なお、大僧正は、秘密の法力により白馬にまたがり生身を天空に隠されたと伝えられています。
境内に入ると、正面に本堂が建っています。
この本堂には、駒道智大僧正が祀られています。
お参りしておきましょう。
本堂の右手前には、縁結びの松が植えられています。
松の近くに説明書のようなものがあったのですが、あいにく英語で書かれていたので、よくわかりません。
並んでいる単語から知っているものをかき集めるように読んでみたところ、どうも松とは関係がなさそうな文章でした。
家に帰って検索してみると、どうやらこの松は、隣にあるサルスベリの木と一体化していることから縁結びの松と呼ばれているようです。
その縁結びの松の近くでは、キキョウの花が1輪だけ咲いていました。
訪れたのは7月中旬でしたが、ここは、キキョウの開花が少し遅いようですね。8月になれば、もっとたくさん咲いていることでしょう。
アジサイは、そろそろ終わりに近づいています。
梅雨明けとともに花が干からびたようになってきています。
苔の上には、大きな石が置かれています。そして、その上には、意味ありげに2つの石が置かれていました。
以上が最勝院の境内です。
最勝院からさらに200メートルほど山奥に入っていくと、駒ヶ滝という滝があるそうです。
行ってみたいところでしたが、この日の気温の高さで、少々疲れてきたので、あきらめることに。
駒ヶ滝については、「まる。のブログ」さんが、写真を掲載されています。滝の周りには、いろいろと祠や仏像があるようですね。またの機会に行ってみましょう。
なお、最勝院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。