真冬に六道珍皇寺に参拝した・2026年

2月3日に京都市東山区の八坂庚申堂に参拝した後、南西に約7分歩き、六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)にも参拝しました。

当寺が建つ辺りは、この世とあの世の境目とされた六道の辻があった場所。

夏には肝試しで涼しくなれそうなお寺ですが、近くを通ったので、真冬に訪れることにしました。

人の気配がしない境内

六道珍皇寺には、京阪電車の清水五条駅から北東に約10分歩くと到着します。

お寺の周囲には、昭和の匂いが漂うお店がいくつかあり、どことなく懐かしく感じられます。

山門の前には、ここが六道の辻だったことを示す石碑。

入り口

入り口

石の茶色く、しっかり成形されていない感じが、「ここは怖い場所だよ」と言っているよう。

山門の中央には、木製の立札。

立札

立札

以前にはなかったもので、立入禁止と書かれているのかと思いましたが違いました。

立札には、「心せよここは六道の辻と聞く踏み違(たが)えつつ行くな冥土へ」と記されています。

これは江戸時代の仮名草子作家で浄土真宗の僧侶の浅井了以が著わした『出来斎京土産(できさいきょうみやげ)』巻三に記されている言葉だそうです。

まだ冥土には行きたくないので、道を踏み外さないよう精進いたします。

山門をくぐり、参道を北に歩いていくと、右手に薬師堂が建っています。

薬師堂

薬師堂

お寺のお堂というより、何かの倉庫のような外観。

普段、戸は閉じられており、中を窺うことはできません。

お盆の期間は、戸が開いているので、堂内の薬師如来を拝めますよ。

さらに北に進むと、閻魔大王と小野篁(おののたかむら)を祀る閻魔篁堂も建っています。

閻魔篁堂

閻魔篁堂

こちらも、普段は戸が閉まっていますが、小窓から中の様子をうかがえます。

睨みつけるような閻魔さまの顔がなんとも恐ろしい。

その隣の小野篁は、ちょっとすまし顔。

六道珍皇寺を訪れたら、閻魔篁堂も覗いておきたい。

その隣には、迎え鐘が吊るされた鐘楼。

迎え鐘

迎え鐘

お盆に先祖の霊を迎えるために撞くのが迎え鐘。

でも、普段から撞くことができ、この日もゴーンと一撞きしておきました。

冥土まで届くと言われる迎え鐘が、長く境内に響き渡る。

境内の北側の松が植わっている奥に本堂があるのでお参りしましょう。

境内

境内

それにしても、人がおらず静かですな。

冬の植物

本堂の東側の戸の隙間からは、小野篁が夜な夜な閻魔大王のもとに通ったと伝わる冥土通いの井戸があります。

下の写真の右側に少しだけ、その井戸が映っていますが、ちょっとわかりにくいですね。

白梅

白梅

中央付近の背の低い白梅は、3分咲きくらい。

まだ植えて間もないのでしょうか。

境内のサザンカは、少し花が傷みだしていますが、まだつぼみが多く、しばらくは花を咲かせ続けそうな感じ。

サザンカ

サザンカ

ナンテンも赤い実を無数に付けていました。

ナンテン

ナンテン

こちらは、何の実でしょうか。

ミニトマトのような実

ミニトマトのような実

ミニトマトのように見えますが、まさかお寺に植えるわけないですよね。

美味しそうに見えますが、食べられるのでしょうか。

そろそろ六道珍皇寺から出ましょう。

お盆の期間以外は、人が少ない六道珍皇寺は、真冬も静かでした。

この後は、六波羅蜜寺に参拝します。

なお、六道珍皇寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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