六道珍皇寺を紹介しています。
由緒、見どころ、所在地、最寄駅などの情報を掲載。
六道珍皇寺
由緒
六道珍皇寺の創建は定かではないが、平安遷都(794年)以前の鳥部氏の氏寺が前身と言われる。
他にも慶俊(きょうしゅん)が創建したとする説や承和3年(836年)に淡海が王城鎮護のために創建したとする説もある。
古くは愛宕寺(おたぎでら)とも称した。
山号は大椿山(たいちんざん)。臨済宗建仁寺派。
その後、貞治3年(1364年/南朝では正平19年)に建仁寺の僧・良聡が再興し、臨済宗に改宗した。
六道の辻
六道珍皇寺のある辺りは、かつて鳥辺野(とりべの)と言われる葬送地であり、この世とあの世の境とされたことから六道の辻と呼ばれた。
六道とは、仏教ですべての生き物が生前の善悪の業によって赴く地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の六種の冥界のことである。
毎年8月7日から10日の間は六道詣りが行われ、精霊をこの世へ呼び戻すための迎え鐘が鳴らされる。なお、8月16日の精霊送りの時には、中京区にある矢田寺で送り鐘が鳴らされる。
閻魔大王と小野篁の像
六道珍皇寺の門をくぐって右手のお堂には閻魔大王と閻魔大王に仕えたといわれる小野篁(おののたかむら)の像が安置されている。お堂の中を覗き込むと右に閻魔大王、左に小野篁の木像がある。
篁冥土通いの井戸
六道珍皇寺の本堂脇には小野篁が冥府の閻魔庁に行き来したと伝わる井戸がある。なお、冥土からの帰路でこの世への出口として使ったとされる井戸は嵯峨の大覚寺の南に建っていた福生寺(ふくしょうじ)にあったと伝えられている。福生寺は明治の初め頃まで存在していたが現在はない。
六道珍皇寺の所在地
〒605-0811
京都市東山区東大路通松原西入北側小松町595(地図)
六道珍皇寺への行き方
京阪清水五条駅から徒歩約10分
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