5月15日。
京都市左京区の頂妙寺に参拝しました。
頂妙寺は、本堂の裏にサツキが植えられており、毎年5月下旬に見ごろを迎えます。
5月15日だと、まだ見ごろに早いのですが、どれくらいサツキが咲いているのか見てきました。
緑が美しく感じられる境内
頂妙寺には、地下鉄の三条京阪駅、または、京阪電車の三条駅から北に約5分歩くと到着します。
仁王門通に面する頂妙寺の山門。

山門
山門をくぐり境内に入ると、正面に仁王門が建っています。
仁王門通は頂妙寺の仁王門が由来なんですね。
仁王門の前の木々の緑が美しい。

仁王門
頂妙寺に到着した時は、曇天だったためか、葉が潤っているように見えます。
仁王門をくぐると、遠くに大きな本堂が建っています。

本堂
本堂前の2本のイチョウも、葉の緑色がきれいだったのですが、あいにくの曇り空で、写真だと美しさが全く伝わりませんね。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
頂妙寺は、日蓮宗の本山で、当地に境内を持つようになったのは、江戸時代の延宝元年(1673年)のことです。
頂妙寺の周辺にも、日蓮宗のお寺が多く建っていますね。
本堂の裏に回ります。
サツキは、予想していたより咲いていました。

本堂裏のサツキ
ちらほら咲きのサツキもありますが、5月中旬としては、花数が多い方かもしれません。

ちらほらと咲くサツキ
京都市内は、3月下旬からゴールデンウィークにかけて、桜やツツジが咲き華やかになりますが、その後は街に色を添える花が減ってきます。
サツキは、花数が減ってきた時期に咲き始め、再び街を華やかにしてくれますね。

サツキのアップ
鐘楼とイチョウ。

鐘楼
イチョウの葉も、初夏らしい爽やかな黄緑色をしています。
境内の西側に建つ妙見宮。

妙見宮
妙見大菩薩は、北極星の化身で、旅の道しるべである北極星・北斗七星を、人生の道しるべとし、所願成就を司る守護神とされています。
頂妙寺の妙見宮には、あわせて護法龍神、弁財天、浄行菩薩も祀られています。
毎月15日の午後2時から妙見宮祭が行われるそうで、ちょうどその日にお参りできたのですが、あいにく午後2時ではなかったので、妙見宮祭を見ることはできませんでした。
それでも、お堂は開かれており、中の様子を見ることはできましたよ。
妙見宮の鳥居近くでは、真っ白なバラが咲いていました。

バラ
まるで洗濯したかのような純白ですね。
バラの近くでは、小さな花も咲いていましたよ。

小さな花
ハクチョウゲのように見えますが、どうでしょうか。
頂妙寺には、クロネコも何匹かおり、この日も2匹見ることができました。
随分と前から、頂妙寺にはネコがいますが、お寺で飼われているのでしょうか。
頂妙寺のサツキは、5月20日から6月初めにかけて、たくさんの花を咲かせると思います。
なお、頂妙寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。