5月5日に京都市伏見区の御香宮神社に参拝した後、東に約10分歩き、乃木神社(のぎじんじゃ)を訪れました。
乃木神社は、陸軍大将の乃木希典(のぎまれすけ)を祀る神社です。
創建から100年ほど経つ神社ですが、京都市内の神社の中では比較的新しい部類に入ります。
伏見桃山のふもとに鎮座する乃木神社は、この時期、新緑が美しく、お参りすると清々しい気分になります。
消えた山城ゑびす神社
乃木神社には、JRの桃山駅から東に約7分歩くと到着します。
駅から乃木神社に向かっていくと、徐々に森林の中に入って行くような感じになっていて、歩いているだけで心が和みます。
乃木神社の神門の前にやって来ました。

神門
神門をくぐって境内へ。
左手には、乃木将軍景仰之碑が置かれており、その周囲の木々の緑が活き活きとして見えました。

乃木将軍景仰之碑
乃木将軍景仰之碑は、日露戦争の際、乃木希典が、敵味方の区別なく労ったことに感銘を受けた大阪の女性が徳富蘇峰に執筆を依頼して建立されたものです。
石碑は、女性の自宅にありましたが、後に乃木神社に寄贈されました。
乃木将軍景仰之碑の近くにある慰霊碑は、工事中でした。

工事中の慰霊碑
記念館の前のカエデの新緑が鮮やかですね。

新緑と記念館
この時期のカエデの葉は、透き通るような黄緑色が非常に美しいです。
参道を奥に歩いていくと、拝殿があり、その後ろに本殿があります。

拝殿
それでは、拝殿の前からお参りをしましょう。
勝運のご利益を授けてくれますから、近々、スポーツなどの大会に出場される方は参拝しておきたいですね。
拝殿近くの「全てに勝ちま栗」の祠の中には、勝栗が祀られていますよ。

勝栗
こちらにもお参りしておけば、大いに勝運のご利益を授かれることでしょう。
拝殿の北側では、新しい社殿が建てられている最中でした。

工事中の社殿
社殿の詳しい内容はわかりません。
拝殿の南側にある山城ゑびす神社にもお参りをしようと思ったのですが、社殿がなくなっていました。

山城ゑびす神社の跡地
いったいどこに行ったのでしょうか。
先ほど見た建設中の社殿が、新しい山城ゑびす神社なのでしょうか。
山城ゑびす神社には、乃木希典夫人の御霊が祀られていたのですが。
山城ゑびす神社の跡地から振り返ると、青空と木々の緑が眩しかったです。

新緑と赤色のカエデ
赤色のカエデもあり、まるで、1本だけ秋のような姿でしたよ。
椿も、八重の花をたくさん咲かせていましたが、そろそろ見ごろが終わりそうな感じでした。

椿
お参りを済ませたので、乃木神社から出ましょう。
新しい社殿と山城ゑびす神社の行方が気になりますが、新緑に包まれた境内を歩いたことで心身がリフレッシュしました。
なお、乃木神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。