2月2日。
京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)に鬼やらい神事を見に行ってきました。
石清水八幡宮では、毎年、節分の日の直前の日曜日に鬼やらい神事が行われますが、日曜日が節分の日だと当日に鬼やらい神事が行われます。
2025年から節分の日は2月2日となり、石清水八幡宮の鬼やらい神事も節分の日と日曜日が重なったため2月2日に行われました。
宮中に伝わる古式に則った神事
石清水八幡宮に行くには、京阪電車の石清水八幡宮駅からケーブルに乗車して男山の山上に向かうのが便利です。
山の上の参道では、いくつかお店が出ていました。
山のふもとの参道でお店が出ることはよくあるのですが、山の上の参道でお店が出るのは珍しいですね。
参道を歩き、年末に工事を終えた南総門の前に到着。
鬼やらい神事は、午後1時から行われる予定だったので、その20分ほど前に石清水八幡宮にやって来たのですが、すでに大勢の参拝者が詰めかけていました。
南総門をくぐり、正面に建つ本殿にお参りをしましょう。
そして、鬼やらい神事が始まるのを待ちます。
石清水八幡宮の鬼やらい神事は、宮中の古式に則って行われます。
午後1時となり、神事に参加する人々が本殿の前に整列。
そして、鬼やらい人が、東北、東南、西南、西北の四方と今年の恵方の東北東を、邪気を祓うとされる桃の枝で飾り付けられた桃弓で射抜きます。
私の場所からは、鬼やらい人がよく見えませんでしたが、弓を射た後に「ゴー」という鬼やらい人の大きな声が聞こえてきました。
弓の次は、同じように四方と恵方に向かって、桃の枝で作られた桃剣で打ちます。
この時も、「鬼やろー」と鬼やらい人は声を出します。
鬼退治と豆撒き
鬼やらい人の次は、本殿の前に神社の方や年男、年女の方が並びます。
参道から、ドンドンと太鼓のような音が聞こえてきました。
その音は、徐々に本殿に近づいてきます。
そして、本殿の前に赤鬼2匹と青鬼2匹が現れました。
凶暴な顔で大声を上げています。
そのたびに子供たちの悲鳴が聞こえてきます。
鬼たちが、本殿に向かって突撃。
しかし、「鬼やろー」の掛け声とともに福豆を投げつけられ鬼は、転がり落ちていきます。
何度も本殿に向かって突撃する鬼。
しかし、福豆にはかないません。
無数に福豆を投げつけられた鬼たちは、ついに退散していきました。
鬼退治の後は、お待ちかねの豆まきです。
本殿から、たくさんの福豆が参拝者に向かって投げられます。
豆撒きは10分ほど続いたでしょうか。
私も、1つだけ透明な袋に入った福豆を取ることができました。
袋には、50個ほど福豆が入っていました。
豆撒きが行われている間、太鼓の演奏も行われていました。
賑やかな太鼓の音が、境内に響き渡っていましたよ。
なお、石清水八幡宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。